naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

2009-02-15から1日間の記事一覧

ポータブル赤道儀を考える(4)

筆者の設計したポータブル赤道儀は、大田区にある精密機械の製作所に製作をお願いして、昨年夏に完成しました。 その全体写真です。 写真三脚にも載りますが、やはり天体望遠鏡用の三脚の方が重さの割に安定しています。 自由雲台は、アリ溝に載っていて、左…

ポータブル赤道儀を考える(3)

つぎに必要なのは「剛性」です。耐荷重性能といいますが定義がはっきりしません。 ドイツ式赤道儀では極軸が全荷重を、軸端に受けて、かつ、高精度に回転しなくてはなりません。回転軸に耐荷重性能をあげるには、ボール、ローラーベアリングを使うのが良いの…

ポータブル赤道儀を考える(2)

さて、目標仕様を「高精度」に重きを置いたわけですが、高精度のためには誤差要因を考えなくてはなりません。 赤道儀の目的は、星の動きに合わせて=地球の自転速度に対抗して、カメラを動かす、星を追尾することです。この動きは、完全にワウフラッターのな…

ポータブル赤道儀を考える(1)

今年は皆既日食があるので、旅行にも持って行けるような赤道儀がほしいなとは思っていました。 このジャンルの赤道儀は、ポータブル赤道儀「ポタ赤」というものです。 天体望遠鏡のドイツ式赤道儀はバランスウエイトも必要で、大きく、重いのが常識です。 ま…