naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

OffCourse-2(2001)

OffCourse-2

1980年のことですから、オフコースも「さよなら」が大ヒットして遅れてきたビッグアーティストとして人気が出てきていました。当時はTBS「ザ・ベストテン」(言わずと知れた久米宏黒柳徹子司会の番組)が全盛期でしたが、ニューミュージック・アーティスト(フォーク歌手と違うの?)は出ませんでした。ですが歌だけは毎週繰り返し聞くので、オフコースのそんな曲を期待して、友人にカセットに入れてもらったのですが(これは著作権上問題?当時は良く行われていたということで)「さよなら」とは全く印象の違う曲が流れてきました。これは所謂ベスト盤である「セレクション1973-78」でした。いくつかの歌はべたべたで嫌いと感じました。女性ファンには良いのでしょうが。
ですが何度か聞くうち、そのいくつかの曲に緻密、精密なコーラスや独特のコード(なんて言うほど分かっていない)に精神安定剤的な心地よさを感じるようになりました。「水曜日の午後」「愛の唄」「秋の気配」「でももう花はいらない」「眠れぬ夜」も。

LPレコードも今となっては懐かしいですが、オフコースベスト第二弾「セレクション1978-81」を大学生協で買いました。家にはいろいろありましたが、自分のはもともと音楽に疎遠なのでLPは八神純子を買ったくらいでしたが。
その帰りにバスで女性の友人に会ったんですね。しかも相当な音楽通の。で、その封も開けていない袋を見て、「まさか、オフコースだったりして、ね。」 いやー、今でも気になるんですよね。どういう意味だったんだ!?(僕らしい?バカにされたのかね、やっぱり)

春休みに能登半島を一周したのですが、七尾線だったかな、乗り合わせた女子高生(今と違って地方の純真そうな;)と話しているうち、横浜の話になって、
「ねえタニツって知ってる?」「??」「オダさんの家があるんだって。薬屋さん。」「知り合いの話か?」「違う、オフコースの小田さん!」
どうも谷津坂(やつざか)=現・能見台のことらしいのですね。(谷戸=やと、やつと同じ意味。扇ガ谷=おうぎがやつ のように横浜鎌倉の谷のこと)
「へえ、小田和正って横浜だったんだ。」「知らないのー」でも谷津坂を知っているだけで尊敬されました;)

 オフコースは横浜の学習塾(山手学院?)で出会った小田和正鈴木康博などが高校卒業後作ったバンドが母体で、デビューは1969年、小田と鈴木の二人で大学院卒業後本格的に活動をはじめた。その後1978年に清水、大間、松尾が加入。しかし1982年鈴木が脱退し、1984年残った四人で再活動するもヒットに恵まれず1988年解散。小田、鈴木は現在もソロ活動している。小田は1992年「ラブストーリーは突然に」が大ヒット、最近もCMソングで活躍。
鈴木が脱退したのは、メンバーとの行き違いといわれているが、特に小田とは修復不能な確執があったという。
ところで、土曜日の午前9時30分から日テレ「途中下車の旅」テレ朝「建物探訪」という地味ながら長寿番組があるが、前者を鈴木が、後者を小田がエンディングテーマを歌っていて、対抗している。

(未完)

2001年6月21日