naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

高校野球

koukouyakyuu


今年の野球界はファンにとって何か例年と違う。合併、1リーグ構想、ナベツネ退陣など、ペナントレースたけなわだと言うのに、肝心の野球の中身とは違ったところで火がついた。へたをすると日本シリーズは今年が最後かもしれないし、プロ野球が大きな波にさらされて崩壊する可能性だってある。
それがオリンピックの日本代表、長嶋監督が倒れ、各プロチーム選手だけで編成された「ナガシマジャパン」が遠征中に事が進んでいると言う異常事態だ。

今日、高校野球の決勝が甲子園で行われた。
地元高校が破れ、もうひとつ見る気にならなかった今年の夏の大会だが、久々に野球を観たという気になった好ゲームだった。
創部三年目で選抜大会優勝という栄誉を受け、夏の連覇を狙う愛媛、済美高校と、初の北海道勢優勝を狙う、駒大苫小牧高校の接戦は壮絶な打ち合いになった。例年通り(松坂世代を除く)打高投低の試合は観ている分にはわくわくする点の取り合いだ。
高校野球も随分様変わりした。バッターはひじ、足にプロテクターを付け、ピッチャーは多彩な変化球を投げる。地方のチームも洗練されたサインプレーだ。でも、今日の試合はともにチームカラーの似た同士の接戦を制したのは純粋に勝ちたいという執念だろう。
結果、北海道へ初めて優勝旗が渡ることとなったが、初めての決勝進出校同士が見せてくれた白熱した試合にさわやかな気分になった。

阪神タイガースは今年も「死のロード」で大きく負け越し、シーズンは終わったが、夏の高校野球が終わると秋風とともに甲子園へ帰ってくる。これもまたさわやか?