naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

江ノ電の風景(1)

2009年、どんな年になるでしょうか。
正直言って、年度は終わっていないので、仕事も子供の学校も変わらないわけですから、日常面での影響は少ないのですが、それでも忘年会で昨年の良くなかったことは忘れて、心機一転と行きたいところです。筆者にとっては、今年は重大な年になる、あるいはそうしようと思っているところです。

さて、正月も終わりましたが、まだ遊び気分でお付き合い願える話題でも。

江ノ島電鉄」というのは神奈川県鎌倉市から藤沢市を走る電車です。通称「江ノ電」。これは起源は紆余曲折があるものの、「江ノ島電気鉄道」の略称でしたが、戦後「江ノ島鎌倉観光」という社名であっても「江ノ電」と呼ばれていたまま、1981年に現社名になっています。関西の私鉄に見られる「○○電車」とは違いますが、社名が変わっても呼称は変わらないところは、やはり地域に根ざした鉄道である証では無いでしょうか。

筆者が初めて江ノ電に乗ったのは、子供の頃、家族で江ノ島の海水浴場へ行ったときだと思います。暑くて混んだ、うるさくて遅い電車の記憶があります。混んでいたのは海水浴シーズンだからで、このころは廃線の噂もあったようです。その後、森田健作主演の「俺は男だ」という番組に、この江ノ電が出てきたので、少し見直しました。その後、ドラマなどに出てきてちょっとした江ノ電ブームが起こります。

筆者が学生の頃には、その江ノ電ブームが一段落した頃でしたが、まだまだ古い車両と施設のままでした。そこに1000系という、いきなり近代的デザインの車両が入って驚いたりしましたが、これとて”吊り掛け式”駆動装置のままでした。
筆者にとって、江ノ電のイメージは、この1980年頃のものですが、まだまだ昔の江ノ電の雰囲気が残っていた時代だった気がします。

そんな写真を並べてみました。



長谷駅から極楽寺に至る途中にある隧道直前にある「御霊神社」。その鳥居の真ん前を江ノ電が走っています。鳥居を覆うようにタブの木があるのが印象的です。



1979年の鎌倉高校前駅。ここは筆者の写真の定番ポイントになっていますが、このころの駅屋根はこんなに小さかったのです。今もいい駅ですが、ちょっと立派になりすぎてしまって。



「日坂(にっさか)」の交差点付近です。驚くことに信号がありませんでした。海岸へ出るのは、鎌倉高校前駅の鎌倉側にあった信号でした。



腰越商店街を走る旧500形。今よりも商店街は込み入った感じでした。

ここのところ、再び江ノ電の写真を撮るようになっていますが、近代化が一気に進み、いわゆる旧型車両の300形も一編成を残すのみ。気がつけばカルダン駆動、冷房付きの軽快な車両に変わっていました。同時に周辺の景色も変化しだしています。

年のせいか、一抹の寂しさを覚えます。
そこで、ここからが本題ですが(笑)、1980年代をイメージした江ノ電のレイアウトを作ってみました。筆者としては35年ぶりの鉄道模型のレイアウト作りです。はたしてどうなったでしょうか。
以下次号(爆)。