阪神電車の風景レイアウト-1
鉄道模型のレイアウトが完成しましたので、ご紹介します。
分割式レイアウトで、そのあたりを見てもらえたらと思いますが、いかんせん、一般の方には胸焼けのするような濃い内容になりそうなので、極力写真を多くしてさらっと行きたいと思います。
しかし、このレイアウトがまた、阪神電車という、まず他で見ることの無いテーマなので、その説明から始めますが、これもあまりくどいと見てもらえなくなる(笑)かもしれませんが、おかまいなく行きます;)。
筆者が15年前から作成しているサイトが有ります。
「阪神電車の風景」です。
阪神電気鉄道、阪神電車は、都市間鉄道、電気鉄道の開祖として1905年からの長い歴史を持つ電気鉄道であります。詳しくはこのページや他のもっと詳しいホームページを見てもらうことにしてさらっと流します。
で、このホームページは筆者の鉄道趣味の原点とも言える、阪神電車について、手持ちの写真を整理保存する目的で作ったものです。両親とも神戸出身なので、帰省先として夏休み、冬休みに何度も行っていたのですが、特に母方の実家が神戸市東灘区魚崎だったので、とくに弟妹の出産にあたり帰省したときに、数ヶ月間そこで暮らしたことが記憶に強く残っています。
当時は叔父叔母5人も独身で、幼い筆者をかわいがってくれて、毎朝、犬の散歩に行く時に一緒にでかけて、最寄り駅の阪神電車魚崎駅の横に流れている住吉川あたりで電車を見ていました。
子供だった筆者は、なかなか帰らずに飽きもせず電車を見続けていたので、叔父叔母は閉口したことでしょう。こんなイメージが甦ります。
小学生高学年になって、カメラをかりて撮った写真です。1972年頃。
駅の神戸(西)側には住吉川が流れています。その鉄橋を渡る電車は迫力満点です。
魚崎駅は、灘五郷の一つ、魚崎郷が南側に広がる駅です。さらに灘中学、高校が近くに有り、灘校生の通学最寄り駅の一つです。
1979年、一眼レフをはじめて持って撮った写真です。背の高い二段架線柱が目につきます。
下町を走る阪神電車ですが、芦屋、魚崎、御影あたりは住宅地です。静かな駅です。
1983年の魚崎駅の様子です。この雰囲気は1970年頃に駅改修が行われた後、ずっとこんな感じでした。今回のレイアウトは、この雰囲気を醸し出したいと思います。
のどかな雰囲気が伝わったでしょうか。この風景は大阪と神戸の中間です。以前書いたように「阪神間モダニズム」が生まれたのはこの雰囲気のおかげではないでしょうか。
魚崎駅は1991年六甲ライナー開通で全面改築となり橋上駅舎になり、さらに1995年の阪神大震災で周辺の様子も変わってしまいました。鉄道模型で1975年頃の阪神電車の沿線を再現してみたいと思います。