待避線のある地平駅です。
ジオラマと違うレイアウトの楽しみは、完成後も
鉄道模型を運転できることでして、少しでも多くの車両を走らせるには、このように待避線を作るか車庫を作るかになるわけですが、実物の
阪神電車は高密度運転する中で高速運転をしたかった関係で、待避線を持つ駅を多く備えています。
魚崎駅に近い待避線のある駅は、
青木駅か
御影駅になりますが、御影は高架駅なのでレイアウト都合上作れず、
青木駅は
優等列車が通過するので、いっそのこと、全く違いますが地平駅時代の
西宮駅に強引にしてしまいました。

ただ駅舎を建てるスペースが無いので、高架下を駅舎にしました。
御影駅の駅名表示を参考にしました。

夜の電飾をつけてみました。100円ショップのイルミが眩しい。

新旧の車両を並べてみました。左から5201形、3801形、8000系、5500系です。左の二本は既に廃車になっていますが、
鉄道模型ならではの並びです。

地上時代の
西宮駅の写真は撮っていなかったのですが、3801形の写真は
西宮駅折り返し線に入るところです。かなりの急曲線のポイントが並んでいて車両がきしむように通過します。模型的な雰囲気です。

駅名を西宮にしてしまいましたから、表示板も印刷して貼付けました。それらしく見えるか?
5151形として1995年、廃車時に作った模型です。
グリーンマックスのキットを強引に改造。

こちら、3901形は、30年前に作ったものです。
グリーンマックスのキットが出てくれて早速作ったものです。この時代には
Nゲージの私鉄車両は珍しかった。
阪神電車は、
阪神工場地帯を走るので沿線に工場も多いのですが大きなものは設置できないので、町工場風。

駅の隣に高架線が通るという無理のある設定ですが、
魚崎駅から住吉、
御影駅は昭和の早い時期に高架になりましたのでその時代の雰囲気を出してみたくて楽しんで作りました。

特に電柱は雑多な雰囲気を醸し出すのにうってつけです。同じ昭和初期建設ということで、JR、阪急
神戸三宮駅付近の写真です。ここも幼少の頃から父の実家に行く時に通るので印象深い風景です。この風景も、近いうちに無くなります。阪急が地下に乗り入れる工事が始まるためです。
阪神電車の新在家付近の高架は震災で崩壊して、新しくなりました。
阪神の
西宮駅にはかつて信号所と、変電所と思われる赤いれんが造りの建物が有りました。先にお見せした尼崎車庫の建物のようなものでした。震災で崩れてしまいましたが、西宮高架工事で、無くなるのは確実でした。これをなんと
トミーテックのジオコレ、教会にしてしまいました。もちろん
阪神沿線には教会も多いですからそれでよいのですが。

次回は最終回です。