皆既月食2018年1月31日
ともかく寒い日が続きます。
1月31日は結婚記念日なのですが、お構いなく皆既月食を見ました;)。
2018年1月31日
タカハシMT-160+レデューサ
ニコンD810A、ISO800、sRAW
21時48.5分 1/60秒
21時56分 1/2秒
22時30.5分 1/2秒
23時00.5分 1/2秒
23時10.5分 1/30秒
上の写真を、地球の影基準の位置に配置した合成写真。(月の位置は国立天文台発表の図を参照)
久しぶりに快晴の中で月食を見た。事前の天気予報はかなり悲観的だったので良い方向に外れてくれて良かった。
この合成写真の形から地球の影の形が見えると思う。影の中心近くが最も暗く、その周辺は明るい。影の境界線部分に青っぽいフチが見えるのがわかるだろうか。最近この部分を「ターコイズブルー・フリンジ」などと言うようだ。
地球の大気を通過した光は青は拡散されて直進性の高い赤が回り込むため皆既中の月は赤く見える。一方、大気圏の外側にはオゾン層があり、こちらは赤を若干吸収するので青っぽく見えるそうだ。
この青い縁取りは筆者は高校生くらいから気になっていて、天文関係本にはこのことは書いてなかったので目の錯覚かもと思っていたが最近は以前ほど青く見えなくなっていた。しかし逆にデジカメのおかげでこの青が良く写るようになって話題になり、名前が有名になったようだ。
ところで、皆既月食の記憶はなぜか寒い時ばかりです。おそらく太平洋側の天候の問題もあると思いますが。
昔のポジフィルムを引っ張り出して見たら1981年1月10日の皆既月食が出てきたので紹介します。
1981年1月10日
ビクセン10cmニュートン反射、直接焦点
フジクローム100
この時は明け方、ふたご座で起こりました。
鵠沼海岸で観ていたのですが、夜が明けてきて富士山も見えました。
左の男が筆者。大学生でした。赤道儀も手動ガイドなので、上記写真も手で微動ネジをゆっくり回していました。
今はシャッターまで全自動で便利になったものです;)