横浜にはこんな滝もあります。
横浜市戸塚区汲沢町にある「まさかりが淵(鉞が淵)」
境川に流れこむ宇田川にある滝です。今では人工的に整備された滝ですが、おもしろい伝説があります。
今から200年前のある日、彦八という若い木こりがあやまってまさかりを滝つぼに落としてしまった。滝つぼをのぞくと美しい娘が機を織っており、「あなたのまさかりが滝の魔物を退治してくれた」お礼にと三日間ごちそうになった。帰るとき「私はこの滝つぼの主。私のことを他人に言わないで。言うとあなたの命がなくなります」彦八が家にもどると三年前に死んだと思っていた家族に問い詰められ、娘の話をしてしまい、そのまま死んでしまった。こんな物語を小さな供養塔とともに語り続けてきた滝がこのまさかりが淵です。
「かながわのむかし話」より
戸塚駅から富塚八幡を超えて戸塚警察署の方へ登る「大坂」。
国道一号新道との合流の下を抜けて汲沢に入る。
駅から1時間ほど歩くと「まさかりが淵市民の森」。周りは比較的新しい住宅が立っている。
北側の公園入り口へ向かって歩く。
10月でも台風一過で30度近い。蜘蛛と藪蚊に苦戦。
由来の立て看板には、大蛇が住んでいたとある。それが女性の姿で現れたのか。
滝の下流側で水面まで降りることができる。
まさかりが淵の景観。
新しいNikonZfcを持っていきましたから軽くて良かったのですが、1時間歩くと汗だくでまいりました。帰りは「中村三叉路」バス停から戸塚駅までバスに乗りました。