火星は大シルチスと呼ばれる大きな黒い模様が正面に向いているということで悪シーイングの中、撮影しました。
2022年11月9日 横浜市戸塚区
シーイング3/10、透明度4/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI290MM(L、R、G、B)、ニコンEiC16=F34
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7.1(Win)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、RegiStax(Win)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(Win)最大エントロピー法、RGB合成、LRGB合成、フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
火星
(G、B各)露出10msec、ゲイン380、30秒約3000枚>20%約600枚、x2セットディローテーション
(R)露出7msec、ゲイン360、30秒約4300枚>20%約860枚、x4セットディローテーション
(L)露出7msec、ゲイン320、30秒約4300枚>20%約860枚、x2セットディローテーション
AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック時にDrizzle1.5xを使用(画面表示サイズは0.5倍)
22時53.3分(JST)
高度が上がってシーイングがやや改善しました。画像処理すると赤画像の細部描写が明らかに違っています。この画像を使ってL+RGB、RGB、R+RGBの比較をして見ました。
23時31.0分(JST)
L+RGB
R+G+B
R+RGB
この比較では、やはり見た目に近いのはRGB3色分解で、L+RGBでは特に北極の雲の写りが自然です。R+RGBは最も模様詳細がわかりやすい写りですが雲の写りが薄すぎます。
この後数分のうちに急にシーイングが悪化してしまい終了です。
24時04.0分(JST)
R+RGB