naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

横浜の星2015年12月5日

思ったより暖冬です。 紅葉もあまり良くないですが横浜もようやく紅葉が進んできました。 週末の天気が良いというので星見の遠出も考えましたが、月曜日から自宅内装工事の関係で出かけることができません。自宅ベランダでの星見になりました。 先述のようにD810Aを早く天体撮影に使ってみたいので、そのテスト撮影にしました。 まずはオリオン星雲M42です。 横浜の空での写真ですので露光時間はあまり伸ばせません。以前のように短時間露光で10枚スタックした画像です。 撮影日:2015年12月5日 撮影地:横浜市戸塚区 撮影機材:タカハシ16cmニュートン反射(MT160)+レデューサー=焦点距離776mm、ニコンD810A(FX=フルサイズ) 撮影データ:ISO800、30秒露出、RAW、10枚スタック(DSS)、画像調整(Photoshop)、ノートリミング 20151205_000052ads_06p 暗い空での写真に期待できる色合いです。 明け方の下弦過ぎの月も撮影しました。D810A期待の電子先幕シャッターによりブレのない写真になりましたがシーイングの悪さとピントの甘さにより実力発揮とはいきませんでした。 露出: 1/250秒(電子先幕シャッター)、ISO800 望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、ビクセンアトラクス カメラ: ニコンD810A RAW 画像処理:RAW現像 フォトショップCC シーイング 2/10、透明度4/5 撮影日:2015年12月5日4時36分(JST) 20151205_043600ads_0685 次に、レンズのテストです。 スナップ用に広角レンズが欲しかったのですが、ズームですと14-24の性能が良すぎて他を買う気がせず、かと言って重く大きいので軽い単焦点にしたかったのです。そこでこの間発売された「ニッコール24mmF1.8」を購入していました。財力の限界です;; D810Aで撮影し、ピクセル等倍で中央、右上端を切り取った画像を公開します。 注意して欲しいのは、3600万画素のピクセル等倍ですから、例えば1800万画素と比較するにはその半分のスケールです。元画像は横800ピクセル、表示画面では横400ピクセルにしていますから、一般機種との比較では拡大表示しないで良いわけです。 それでは、ニッコール24mmF1.8と14-24mmF2.8ズームとの比較です。 F1.8は単焦点のみ 2418 F2.8の比較 142428 2428 F3.5の比較 142435 2435 F4.0の比較 142440 2440 先述のようにピクセル等倍では、全紙、全倍の大きさですから、収差が大きく見えますが今までのレンズより大幅に収差が小さくなっています。 中心像は縦の色収差が見えますが、シャープです。 一方、端の像は絞りF3.5くらいでサジタルコマ収差が落ち着きます。しかし、プリントサイズを考えればF2.8で十分なシャープさです。 比較で見た14-24ズームの画質が予想より大幅に良好で驚きました。ですので24mmが悪いように見えますが、同じ絞り値では明らかに優位にあり、その小ささからも存在価値は十分あります。 しかし、カメラはボディもレンズもよくなったものです。昔は天体写真を撮ると欠点があらわになるので、天体ユーザーはメーカーから嫌われているのかと思うこともありましたが、メーカー自ら天体専用カメラを出したことでその自信の表れに感じます。天体写真だけでなく通常写真でもこの性能は役立つはずです。