9月になって秋雨前線と台風の影響がずっと続いており、夜だけでなく曇ったり雨が降っています。特に「線状降水帯」が九州、北陸、東北、関東、中京と連日発生して被害が出ており、とても夜望遠鏡を出せる状況ではありません。
ということで前回記事で赤道儀が壊れたことを書きましたので、その修理について書いておきます。
まず赤道儀は、ケンコー扱いの「スカイエクスプローラー AZEQ6GT 赤道儀」です。この製品はSky-Watcher社製品をケンコーが輸入販売しているものですがすでに生産販売終了しています。従ってこの記事は筆者の忘備録的に書いておくものです。
故障状況は前記事に書いたようにタイミングベルトの破損でした。
蛇足ですが、この構造部は赤道儀を自動駆動させるためにウオームギアをモーターで回す部分ですが、昔から平歯車の噛み合わせでできていました。タイミングベルトを使うやり方はこの部分でのバックラッシュを小さくできるので優れていますが耐久性に劣るのはやむを得ないと割り切った構造です。

タイミングベルトを外してみると赤経、赤緯ともにボロボロになっていました。

このタイミングベルトの部品手配をSky-Watcher社日本窓口に頼みましたが、この形式はケンコー扱いのためそちらに問い合わせるよう回答がありました。ケンコーは修理のために一式を送らなくてはならないようなので、部品購入先を探し自分で交換修理することにしました。
タイミングベルトはネット検索によると複数の先人が規格を調べてくれており、筆者もそれを検索した結果、アマゾンで購入することができました。
ドイツ製ということですが数日で届きました。

AZEQ6GT 赤道儀はコントロールパネルと反対側にある蓋を外すと駆動系が見えます。
まず①のネジ4箇所を外して蓋をとります。

次に②のモーター固定ネジを緩めてモータをウオームねじ側に寄せてタイミングベルトを外すのですが。筆者の場合、③のタイミングベルト張力調整ネジを緩めないと動きませんでした。
③を回すためにはその延長上にある六角穴付き止めネジを外す必要があります。このネジは内部にゴミが入らないようにする蓋になっています。製品は中国製でメートルネジなのでM5用の2面幅s=2.5mm六角レンチ(六角棒スパナがJIS名称。ヘックス キー)を使います。

六角穴付き止めネジを外した後、その穴から奥にある③タイミングベルト張力調整ネジを回して緩めます。M4用2面幅s=2mm六角レンチを使ってレンチの長い方を差し込んで調整ネジの六角穴を探しました。下の写真が調整中のものです。

その後②モーター固定ネジを外さず緩めて(2面幅s=3mm六角レンチ使用)ウオームねじ側へ寄せるとベルドが外せます。
新しいタイミングベルトをつける前に中に剥がれ落ちたベルトの破片を清掃しました。特にウオームねじ、モーター共にタイミングベルト用プーリーの溝に破片が入っているので丁寧に清掃しました。

新しいタイミングベルトに交換し、逆の手順で組み立て調整しました。
タイミングベルト張力調整は②モーター固定ネジを突っ張りすぎない程度に締めた後、タイミングベルトが数ミリ程度撓む程度にねじ込み固定し直した後、実際に赤道儀を駆動させて問題なく回ることを確認しました。


蓋をつけて完了です。
修理はできましたがなかなか晴れません。異常な気候はいつまで続くのでしょうか。

















































































