星2016年11月5日 富士山西臼塚
夏に買った新しい赤道儀AZEQ6GTを遠征で使う機会がなかなか無くて、数ヶ月経ってやっと遠征できました。
行き先は西臼塚にしました。しかし、以前あったトイレがなくなっていて、はらいたになったらどうしようと
心配しましたが(下世話ですみません;)、反対側の別の場所にできたと聞きました。
天気は快晴で、風も弱く上々でしたが、もう夜半には氷点下に下がって、降りた夜露が凍っていました。
とりあえず月を撮影。MT160+D810A。かなりトリミングをしています。
駐車場から見た富士山の方向は北。明け方の日周運動。北斗七星が登り出しています。
今回の目的は先述のようにAZEQ6GTを遠征で使いこなせるかでしたが、極軸合わせが極軸望遠鏡のパターンが
ラフなので、アライメント後に出る誤差量を元に追い込むのですが、なんどやってもうまくいきません。
月が沈んでもダメなので、目分量で設置したところそれが一番正確でした。
次に自動導入のためにアライメントをするのですが自宅でやった時と違い、全然ダメです。
せっかくの星空なのに気ばかり焦りました。
結局自作ポータブル赤道儀の方が活躍しました。
ニコンD810A+50mmf1.8>F4 60秒x10枚
カシオペアからペルセウスの間にあるHαの散光星雲IC1805、IC1848
オリオン座周辺。
そんな時のためにWiFiでiPadに接続できるようにしてあったのに、内蔵電池切れで動かず。
結局、90Sと同じように手動導入です。
さらに赤道儀も電源の電圧低下で動かなくなり、緊急で車のバッテリーからとりました。
(AZEQ6GTは電圧がシビアらしいのです)
バタバタしましたがD810Aの画像は素晴らしく、MT160直焦も120秒であればノータッチガイドでも良さそうです。
タカハシMT160レデューサー付776mmF4.9、AZEQ6GT赤道儀
ニコンD810A 120秒、ISO3200 10枚コンポジット
M45=プレアデス星団=すばる
同じ画像ですが、強調処理をきつくかけています。
天文ガイドに載っていたphotoshop+NikCollectionSilverEfexProを使ってみました。以前有料だったプラグインソフトが無料になったので、HDRばかり使っていたのですが、天体写真にも有効と聞き、やってみました。
好みもありますが、強力です。
ただ上下に帯状の減光が出てきました。フラット補正をきちんとできていないためですが、上下ということはカメラのミラーボックス絡みでしょうか。
M31=アンドロメダ銀河
M33=さんかく座の銀河。これも結構明るい銀河ですが写真には撮りにくい。
NGC1499=カリフォルニア星雲。これは可視光域ではほとんど見えないのでHαだけで光ります。ですが写真には意外によく映ります。
後半は18x70双眼鏡で星雲巡りをしていました。
朝7時に起きると静かな秋の駐車場でした。
帰りの富士スカイラインから。
帰りは2時間くらいでした。横浜からだと近くていいです;)。