星景写真を撮ろう2018年11月10日
この週末、またも星景写真を撮りに出かけました。
今回は、たまたま関東北部を拠点とする星仲間のお誘いで、群馬、信越方面に行くことにしました。
これが幸いし、南岸沿いでは雨も降るような天気だったのに、北部では快晴に恵まれました。
星狙いなので、夕方に到着する行程でしたが、紅葉が見頃で勿体無いくらいでした。
妙義山は、奇岩の山ですが、登山客が多く訪れるところです。
実は近くに行くのも初めてで、過去に登山をしていた頃にも登ったことはありません。FACEBOOKでは高校の知人女性が妙義山の上級者コースを登ったと言っているのに、同い年の自分は、、、。
初めてながら、中ノ嶽神社前の駐車場に絶景ポイントがありました。ここは登山口にもなっているようです。
雲も流れる中、秋晴れの西日が綺麗な妙義山。
日本にもこんな山があるのですね。
中にはこんな崖っぷちにも立っている人が見えます。
夕日が沈んで行きます。
地元の天文同好者が多数訪れて、多くの天体望遠鏡が準備される中、自分は星景撮影に特化しているので、天体望遠鏡はお留守番、三脚だけなので身軽です。
妙義山の上に北極星が輝きだします。
前に紹介した「StarsPhoto」アプリをカメラホットシューに取り付け、構図を確認しました。
下の写真撮影時はまだ星が見えなかったのですが、あらかじめ構図を決めて撮影できました。
2018年11月10日17時46分〜49分
ニコンD7000(IRフィルター除去改造)、16-85mm/F3.5-5.6(35mm)、F6.3、15秒、ISO1600
星景写真は「固定撮影」という撮影手法ですが、積極的に地上風景を取り入れた構図を目指します。
また、昔のフィルムと違い、デジタルカメラでは、長時間露光するのではなく、15秒程度の露光で地上風景と星空のバランスを崩さない程度に撮影を繰り返します。
それを後処理で「比較明」合成をすると、星の軌跡が表現できます。
17時46分〜18時20分
ニコンD7000(IRフィルター除去改造)、16-85mm/F3.5-5.6(35mm)、F6.3、15秒、ISO1600
最近のデジカメは高感度でもノイズが少なくて、星が点に写ります。
18時51分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(16mm)、F4、15秒、ISO3200
それを比較明合成すると星の軌跡になります。
北極星周りの星は動きが遅いので、43分の長時間でもこの程度の動きです。
古い世代の人間なので、このように星がぐるぐる軌跡になっていないと固定撮影の雰囲気が出ません。
17時47分〜18時20分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(14mm)、F4、15秒、ISO3200
普段なら望遠鏡を設置してそこを動くことはないのですが、今日は星景写真なので移動しました。途中夕食も食べたりでき、こんな星見もいいものです。
国道18号、碓氷峠横川近くの「碓氷第三橋梁」通称「めがね橋」です。ここは旧信越本線アプト式鉄道が1893年に開通した時に建造され、1963年にアプト式が廃止された時まで使用されていましたが、信越本線そのものが廃止されたいまは、観光モニュメントとして遊歩道になっています。
ここは星仲間に教えてもらい、合流しました。昼間はきたことがありますがそれも20年くらい前で、まだ遊歩道になる前、星の写真をここで撮ることは考えていませんでした。
21時35分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(15mm)、F3.2、15秒、ISO3200
21時21〜35分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(15mm)、F3.2、15秒、ISO3200
21時46分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(15mm)、F3.2、15秒、ISO3200
21時36〜46分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(15mm)、F3.2、15秒、ISO3200
次に、もうひと組が陣取っている浅間山「鬼押出し園」に行きました。ここも昼間しか知らないところでした。
ここは流石に高地で、気温が-2℃でしたが、今年はやはり暖かい。
ここでは自作ポータブル赤道儀で撮影予定でしたが、故障が判明し、色々手を尽くしましたが直らず、固定撮影です。それでもこの写り、さすがの星空でした。
2018年11月11日 3時15分
ニコンD810A、14-24mm/F2.8(14mm)、F3.2、30秒、ISO3200
ポタ赤の故障に疲れて、さらにメモリーカードも満杯になり、本来なら朝日の紅葉も見て帰りたかったのですが、体がついていかずに、帰宅の途につきました。
おまけに厚木あたりでガス欠になり、急遽外環道を降りてガソリンを入れる羽目に。
それでも、気持ちの良い秋の空でした。