梅雨が明けてしまいました。星屋にとっては有難いのですが、6月というのにいきなり猛暑で先が思いやられます。
惑星が明け方の空に並んでいます。今シーズン初めての惑星撮影でした。
27日に準備をしていたのですが寝過ごしてしまい、この日になりました。半徹夜は辛いです。
アンタレスで光軸を合わせているとディフラクションリングが見えてシーイングは良く、土星はよく見えました。ただ東の空の木星はくにゃくにゃで、火星は雲もかかってさらにひどいものでした。ただ画像処理をするとその割には模様が写っているので自宅の屋根から上がっている低空の陽炎だったかもしれません。
2022年6月28日 横浜市戸塚区
シーイング4ー2/10、透明度3ー2/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI290MM(L、R、G、B)、ニコンEiC16=F34
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7.1(Win)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、RegiStax(Win)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(Win)最大エントロピー法、シャープ、RGB合成、LRGB合成、フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
(RGB各)露出15msec、ゲイン400、3000枚>70%約2100枚、x2セットディローテーション
(L)露出15msec、ゲイン360、3000枚>70%約2100枚、x5セットディローテーション
02時19.9分(JST)
(RGB各)露出10msec、ゲイン380、3000枚>70%約2100枚、x2セットディローテーション
(L)露出10msec、ゲイン360、3000枚>70%約2100枚、x5セットディローテーション
02時47.0分(JST)
火星
(GB各)露出10msec、ゲイン400、3000枚>70%約2100枚、x2セットディローテーション
(R)露出10msec、ゲイン330、3000枚>70%約2100枚、x2セットディローテーション
(L)露出10msec、ゲイン300、3000枚>70%約2100枚、x2セットディローテーション
03時08.0分(JST)
(RGB各)露出10msec、ゲイン380、3000枚>30%約900枚、x2セットディローテーション
(L)露出10msec、ゲイン360、5000枚>30%約1500枚、x2セットディローテーション
03時18.7分(JST)
以前の記事で事前準備をしていましたが、狙っていたFireCaptureでオートガイドがMac版では機能せず(正確にはオートガイド動作をするとトラッキングがオフになってオンに復帰しない)、結局諦めてWinでのASCOM経由でのオートガイドにすることで機能しました。
しかも、今まで画像復元にはMacで動くLynkeosを使っていたのですが、新たにOSから設定し直したMacbookproでは不具合が多発してしまいうまく使えません。そこでWindows環境で定番アプリであるRegiStaxを使うことにしました。こうするとわざわざMacbookproでWindowsを動かしてほぼ全ての作業をWin環境で行なっていることになります。Mac環境でどこまでできるか頑張ってきたのですが厳しくなってきました。