先日、奥方に「これ行ってきたら？私は行かないけど」と言われて見たのは、京浜急行の久里浜工場一般公開だった。ま、奥方にしてみれば小さいのと大きいの（筆者）が家にいないうちにやりたいことがあっての話だったが、これ幸いといそいそと出かけてみた。肝心の子供は走る京浜急行に乗りたいわけで、車庫のは止まっているからつまらない、と言っているが、車庫まで行くのに快速特急に乗るのだからと言い聞かせる。
当日は、10時開場に合わせて出かける。京急久里浜へ行くようなことは普段はないので、なぜ新だかわからない新大津など聞きなれない駅を通って行く。久里浜からは臨時バスに乗って会場へ、と思ったら列の後ろについてくれ、と係員に言われた。あ、どうも、と列の後ろへ歩き出す。そこのコンビニ辺りだな、と見ると、そこから折れ曲がって工場の周囲を行列が取り囲んでいる。近くの踏み切りで電車を見ながら人並みが途切れるのを待つ。というのも半数以上の「大きなお友達」の目的は「車両部品即売会」なのだ。「小さなお友達」の行きたい電車の運転台などへは行かない（実際は小学生以下に規制）とみたのだった。
この読みは的中、40分後に工場内へ。
本物の電車が間近に見られるというのに、子供は走っている模型が気に入った様子。
Ｏゲージの立派な模型の中になぜか阪神電車が。人が多くてそのわけを聞くことも出来なかったが、ちょっと嬉しい。
メインイベントの1000系運転台で運転帽をかぶっての記念写真は並び疲れて、あっという間。それでもブレーキハンドルを動かしちゃだめだよ、シミュレータじゃないんだから。（でもその好奇心は認めよう）
帰りは車庫内から久里浜へ臨時電車が走り、普段乗れない出庫の線路を走ったことが良かったとはわが親子共通の感想でありました。
2003.5.30
