竜舌蘭(リュウゼツラン)をご存知だろうか。筆者は知らなかったのだが、日本では30~50年に一度開花して、枯れてしまうという幻の花だ。
意外にも、実家の近所にある「農と緑のふれあいセンター」(横浜市保土ケ谷区)でこの花が開花していると聞いて、自分も久々に(30年ぶり?)訪れた。
竜舌の形といってもわかるはずがないが、黄色い細い花。
メキシコ原産で葉はテキーラの原料でもあるそうだ。
同じ敷地の「児童遊園地」は別にメリーゴーランドがあるわけではない。雑木林と広場のある自然公園だ。隣に英連邦墓地がある。
自分が小さいころ確実にここを訪れているが、当然リュウゼツランの記憶はない。だがその頃からあった花が今になってようやく咲いた。以前は、母に連れられて散歩に来たが、今は自分の細君と子供と共に来た。
この花が根づくのは難しいらしい。30年後、誰がこの花を見るのだろう。
2003.8.3