naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

ホームズ彗星現る

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(2007年11月3日21時02分  16cmニュートンMT160+レデューサー、ニコンD200、ISO1600、1.3秒×11枚)
ホームズ彗星」は「10月の24日から25日にかけて、約14等(約40万倍)も明るくなるという歴史的な増光現象(アウトバースト)を起こした」(国立天文台)非常に珍しい(初めて?)彗星です。現在2等級のようです。

21時くらいに、うちの前にある分譲地で見ました。
明るい!!
横浜の空でも、双眼鏡を使うと、カペラからペルセウス座にかけて流してゆくと
それは、という大きさの彗星が見えます。

赤道儀の電池が切れてしまって、写真はだめかと思ったのですが、
D200の感度を1600、シャッターを1.3秒(端数は気持ちだけ)、F値5くらいで切ると、
固定撮影なのに星も流れず、彗星も写ります。
やってみるものです。
これだけだとアンダーなので、10枚ほどコンポジットしてみると、うまくでてくれました。

輪郭が北(画面左)側がはっきりしており、偏芯した核と青っぽいコマがよく写ってくれました。
町中でここまで写れば上出来?

ついで、彗星を目で見るのに、双眼鏡を使うと大変良く見えましたが、小さく見えます。(それでも円盤状に見えます)
そこで、16cm反射望遠鏡に新しい製品である「テレビュー イーソス13mm」という、なんと見掛け視界100°(通常45°くらい)、おそらく日本ではまだ数人しか使っていないでしょう、それで、見てみると、80倍くらいになるのですが、視界が広く、大きな彗星が目の前に見えました。輪郭がはっきりしている部分がリング状に見え、ガスが広がっている感じがよく分かりました。
横浜の空でここまで楽しめる彗星は滅多にありません。
ただ彗星としては尾が見えないのが残念だな。尾は真裏に出ているらしいです。

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