この日は、前日に引き続き、気温が上がって穏やかな天気でした。移動性高気圧が張り出して冬型の気圧配置が崩れたわけです。こういうときはシーイングが良いことが多いのです。
この時期にしては良かったのですが、細かく揺らいでいるようでした。それでもまあ、小接近にしては良く見えました。
見てみると、やや明るい模様が見えます。アマゾニア平原やユートピア平原という名称のあたりにもやがかかっているのでしょうか。それが自転していくのがわかります。
火星
撮影日: 2010年1月30日
撮影時刻: 下記
露出時間: 動画約40秒(30フレーム/秒)
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: タカハシCN212(カセグレン焦点)
カメラ: ニコンP4、MOV、デジタルズームx2、ニコン アイピースNAV-7SW
画像処理:コンポジット(約1200枚コンポジット)、ガンマ補正、画像復元
シーイング 5/10、透明度 3/5
21時48分
22時43分
しかし、この時期に冬型が緩んだ結果、もやのかかったような空になっておりました。
この日は、富士山を見たくて、逗子にある披露山公園へ行きました。ですがこの天気で、低空にもやがかかって富士山が見えませんでした。夕方になってシルエットになると見えてくるのですが、披露山公園の駐車場は16時30分で閉鎖なので、日の入りまでいられません。残念。
ところで披露山公園は逗子マリーナ越しに、江ノ島、富士山が見渡せる景勝地です。車でも徒歩でもちょっと行きづらい場所にあるためあまり行くことはないのですが。
この公園の下には披露山公園住宅という日本のビバリーヒルズともいうべき高級住宅地が広がっています。(そのため駐車場は夜間閉鎖になるのでしょう)
歩いてみると別世界に入り込んだようです。セコムの契約があちこちに表示されていました。が、一方空き家空き地も目立ちました。今の景気を表しているのでしょうか。
写真は、披露山公園展望台から見た富士山です。かろうじてみえました。手前の建物は逗子マリーナです。