naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

「はやぶさ」講演会

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今日は春の陽気でした。近所の小川には梅の花が咲いていました。

2/26、横浜洋光台のこども宇宙科学館で、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトマネージャー川口淳一郎教授の講演を聴きに行ってきました。

子供が小学校からもらってきた案内チラシを見て、はがきを出して抽選が当たりました。

しかし、こども宇宙科学館自体はもうちょっと展示を改善してほしいですね。つまらない。アスレチックに来た小さな子供しかいませんでした。 もっと宇宙に関する中学高校生向けの展示が欲しい。

講演会は盛況で、小学生だけでなく、柏陽高校、サイエンスフロンティア高校の生徒も来ていました。この2校は理科教育重点校ですが、ちょっと不公平?。

川口氏の巧みな話術もあって楽しい講演でした。

はやぶさ」はロケットではなくロボットであって自律航行することのできる頭脳を持っています。話の端々にロボット「はやぶさ」への愛着が感じられました。そして地球突入により燃え尽き、カプセルだけが帰還したことを、親が子に託すように感じたと語っていました。

筆者の世代より上は「鉄腕アトム」の世代なので、川口教授もそうなのかもしれません。”感情を持つ機械”という発想は日本人独特のものかもしれません。

それと、マネージャーとしてのチームの運営も苦労が多かったようで、問題が起こるごとに外部からの批判を受けたことがわかりました。「はやぶさ2」こそ小惑星探査の本番であると強調されていました。 近視眼的に科学を見てほしくない、長期的な見地が必要だとも。

予算取りのためにも、啓蒙活動をしなくてはならないということもあるかもしれませんが、「一番よりも唯一」という発言もあり、世界に誇れる事業なんだという思いが事業継続の意欲の原動力でしょう。

はじめて神社で神頼みをしたこと、それは本当にやりつくしたのか、人事を尽くしたのかという確認であったという話でした。(もっともこれは公務員の立場ではなく個人的にやったことです、というオチも)

「諦めない」という言葉も何度も聴きました。チーム全員の諦めない気持ちが成功に結びついたのだと思います。日本全体がそういう機運になるといいですね。

息子はテレビ東京の取材を受けていました。番組に本当にでるのかな?でもいつのだか分からないから出たかどうかも分からないなー。

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