寒空寒風の中での木星です。
今シーズンの木星も終盤になってきました。北(下)側の赤道帯(NEB)が細くなっていて、そこから暗班が下に飛び出しています。
それにしてもおかしなシーイングで、一見落ち着いて見えるようでいて、細かく振動しています。だから見えるようで見えない木星の模様です。
撮影日:2011年12月30日
露出時間: 動画約30秒(30フレーム/秒)
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレン)、ビクセンアトラクス
カメラ: ニコンP4、MOV、ニコン アイピースNAV-10SW+EiC-16
画像処理:コンポジット(約1000枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker、最大エントロピー法、マルチバンドシャープ=ステライメージ5
シーイング 3/10、透明度4/5
18時58分(JST)f=42mm(電子ズーム換算値)
21時43分(JST)f=39.4mm(電子ズーム換算値)
今年、2011年が終わろうとしています。
正直言って、今年は早く終わってもらってリセットしたいくらいの年でした。ですが歴史的に見て、永久に残る年になってしまったようです。このまま不安も持ち越してしまうのは悔しいですが、それでもわずかな希望に来年を託してみたいとおもいます。