三連休後半、”なぞの天文懇親会”(笑)に参加しに八ヶ岳山麓へ行ってきました。
案の定、夜は大雨、その前後は快晴という行いの悪い者の多い会でしたが、いろいろな情報交換会になって夜が更けて行きました。
そのなかでシュミットカセグレンなどの望遠鏡を光軸チェックできるレーザーコリメータを持参して来た方がおられ、当方の光軸が狂ったC11も見てもらったところ、明らかに大きく光軸がずれていることが分かりました。
そこで光軸を合わせ直したので、今朝、早速木星でチェックしてみたところ、さらに大きく光軸が狂っていました;;。木星の衛星を見ながら副鏡の光軸調整ねじを動かしたところわずかに動かしただけで合わせることができました。どうも車の振動で狂ったようです。三本のねじを均等に締めないと狂ってしまうので完全に締めていなかったと思われます。仕事でも良く経験することですが。。
シーイングが悪く(この時期にしてはまあまあですが)、高倍率での調整ができなかったため、まだまだ不完全ですが、明らかに像がシャープになりました。
デジカメで撮ってみたところ、フェストーンも写りだしており、やはり光軸の大切さが分かりました。
しかし、今後はさらに高精度な光軸調整と、移動観測での光軸狂いからの再調整を考えなくてはなりません。噂には聞いていましたがシュミカセにこれほどシビアに光軸が効くとは。
まだ納得のいかない木星です。
撮影日:2013年11月5日5時22分(JST)
露出: 1/20秒、ISO800
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、ビクセンアトラクス
カメラ: ニコン1V1+10-30mm(30mm)画像サイズS、カメラブラケットDSB-N1,ニコン アイピースNAV-5SW
画像処理:コンポジット(89枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker、
シーイング 2/10、透明度4/5
撮影日:2013年11月5日5時26分(JST)
露出: 1/30秒、ISO1600
画像処理:コンポジット(84枚コンポジット)