木星2017年5月5日
連休後半、実は4日が最も気流が良さそうだったのだが、雲が離れず撮影できず。
5日も日中は快晴だったものの夕方から急に雲が広がりだしたので、夕方から木星撮影。
今回は、拡大方法をいつもと変えて、ニコン EiC-16=1.6倍コンバーターによる拡大法とした。
早いシャッターが切れるが、小さくなる。
2017年5月5日
シーイング 5/10、透明度3/5
木星
画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ
露出8msec.ゲイン約160、5000枚>75%約3500枚コンポジット
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン EiC-16=1.6倍コンバーター)=F16
19時19分47秒(JST)
いつも通りアイピースによる拡大撮影。
この時急激に雲が出てきたので急いでセットした。後から考えるとピントが甘いのだが、もしかしたら拡大方法の差かもしれないと考えた。
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン アイピースNAV-17.5SW+ニコンNSA-L1)=F30
露出10msec.ゲイン約390、5000枚>75%約3500枚コンポジット
19時33分54秒(JST)
幸い、22時くらいには雲が流れて晴れてきた。しかしシーイングも透明度も悪化。
先ほどの拡大方法の差を検証したかったので、直接焦点から。スタック時に電子的に1.5倍にしている。
露出10msec.ゲイン約210、5000枚>75%約3500枚コンポジット
シーイング 4/10、透明度2/5
カメラ:ZWOASI224MC、直接撮影=F10
22時50分58秒(JST)
1.6倍コンバーター。
露出10msec.ゲイン約300、5000枚>75%約3500枚コンポジット
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン EiC-16=1.6倍コンバーター)=F16
22時47分38秒(JST)
これを2倍に拡大。
アイピースによる拡大撮影。
果たしてどちらが良いのか。撮影時には、拡大率が高いと画像が暗くなるのでゲインアップのノイズが乗りピントが合わせづらくなる。
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン アイピースNAV-17.5SW+ニコンNSA-L1)=F30
露出10msec.ゲイン約400、5000枚>75%約3500枚コンポジット
22時56分44.3秒(JST)
わずかな時間差なのに全然写りが違う。ちなみにDe-rotationしたが、この画像より劣る。
22時59分47秒(JST)
この画像をステライメージで復元強調、、ほとんど変わらない。
23時01分17秒(JST)
23時02分04秒(JST)
拡大方法は判断に悩む結果に。拡大率を揃えるには3倍のコンバーターを使いたいところだが、アイピース拡大がそこまで劣るのかどうかわからない。単に拡大率の大小なら、シーイングによって変えればいいのだが。