木星土星2017年7月15日
昨日よりはマシなシーイングだったので夕方から撮影した。
windytvで上空の気流を見て期待したほどシーイングは良くはなく、チリチリと惑星像が揺らぐが、大きな揺らぎではないのでまあマシだった。
それよりUSBケーブルの効果を確認したかったのだが、結果は良好だった。
2017年7月15日
シーイング3/10、透明度2-4/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(GSO ED3xバローレンズ)、ADC=F41
画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ、De-rotation(WinJUPOS)
木星
露出12msec.ゲイン約400、5000枚>75%約3500枚コンポジットx3セット
19時41.7分(JST)
土星
露出25msec.ゲイン約400、5000枚>75%約3500枚コンポジットx5セット
21時43.5分(JST)
惑星写真の分野では撮影枚数を稼ぐのに惑星の自転のために短時間でしか撮影できなかったのを、自転をキャンセルする、その名もDe-rotation(WinJUPOS)が流行りである。
筆者は以前から使っているのだが、撮影光学系を拡大投影法に変え、3倍バローレンズの後方にADCを挟んでいるのでF41程度に焦点距離が伸びた。そのためWinJUPOSで設定する「枠」をやや小さめにしていたのだが、そうすると「枠」の白線?が合成画像にも残ってしまう。下の写真は白線の外を黒く潰した後だが、輪郭線が出ている。
これを防ぐには若干「枠」が大きくなるように焦点距離を長めに入れると良い。
また、土星では、スタック画像をそのままDe-rotation(WinJUPOS)にかけ、それを画像復元していくと下のような輪郭が出てしまう。
これを防ぐには手順を変え、個々の画像を画像復元した後、最後にDe-rotation(WinJUPOS)にかけると良い。
個々の画像はこのようになっている。結構これはこれで気に入っているが、ノイズ除去が完全ではない。
この画像のB画像を見てみると、ちゃんとカッシーニも見えていたので安心した。今までこんなに良いB画像はなかったので嬉しい、が、今までの撮影が悔しい。
今日は母校の高校野球を応援に藤沢球場まで行ったのですが、残念ながら負けてしまいました。