木星土星2017年7月14日、ゴースト解決
PCカメラ側に問題があることがわかり、まず疑ったのがUSBケーブルだった。
付属していたケーブルは柔軟なもののノイズを受けやすくしょっちゅう接続解除が起きていた。
撮影効率からいっても改善が必要だったので、まずはUSBケーブルをできるだけ外部ノイズの影響を受けにくいと思われる製品ということで、フェライトコア付き、シールドケーブルのものにした。
撮影時のことを考えると2mの長さは必要だったので、通常よりもノイズに強いものが必要だからだ。
試してみると今まで撮影途中にフリーズがしょっちゅう起きていたのだが、全く落ちなくなった。ただしフレームレートが上がることはなかった。
期待半分で撮影機会をうかがっていたが、なかなか強風が治らない。週末に悪シーイングの中での試用になった。
2017年7月14日
シーイング2/10、透明度4/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(GSO ED3xバローレンズ)=F30
画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ
木星
露出10msec.ゲイン約400、5000枚>75%約3500枚コンポジット
20時11分29秒(JST)
土星
露出30msec.ゲイン約400、5000枚>75%約3500枚コンポジット
21時45,47,50分(JST)
撮影そのものは順調だったが、スタックして画像処理してB画像をみないと不安だった。
21時45分34秒(JST)
B画像
かなりシーイングが悪く、ボケボケだが、今までならカッシーニが二重にずれていたのだが、問題ないレベルになった。
しかし、USBケーブルに、こんなに影響を受けるとは驚きだった。
ネットにもこのような事例が出ていなかったので恥ずかしながら書きとどめておくことにします。