シュミットカセグレンとの格闘(撮影システム)
ということで、土星の青ずれはカメラ、パソコン側の問題とわかったのだが、シュミットカセグレン望遠鏡の光軸合わせは根本的な問題として残っている。
クレイフォード接眼部のガタが疑わしいと、この際思い切って品質の確かな高級品にしてしまった。
「ムーンライトフォーカサー」
アルマイト色は色々選べるが、イメージカラーの赤に。なかなか派手だが似合う。
これを使って光軸合わせ。
まず直接焦点撮影。
焦点外像
焦点内像
拡大率が低いので大きくデフォーカスしており、綺麗な同心円になった。
次に3倍バローを入れた拡大撮影。
焦点外像
焦点内像
拡大されたので同心円が怪しいもののまあまあか。
さらにフリッップミラーを入れた状態。かなり長い。
焦点外像
焦点内像
フリップミラーの精度が影響しているのがわかる。この程度がどこまで影響するのか微妙だが。
さらにフォーカスを合わせてゆくと偏心が顕著にわかる。
低空の惑星撮影の必需品、可変プリズムを入れた状態。
以前、拡大レンズの手前に入れていたがこれでは色ずれが拡大されて調整も難しいので、拡大レンズの後、カメラの手前に入れるのが正解だった。訂正します。
シュミットカセグレン望遠鏡の光軸調整にどうにか目処がついた。
梅雨空がまだ続くので次回の惑星撮影がいつになるかわからないが、来シーズンの木星写真はもっと良くなると期待している。