naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

横浜の星雲2017年12月30日

横浜から見た星、星雲です。 やっと今日12月30日で仕事納め、休みになりました。 この冬休みは月が大きくて星の撮影に遠征するには都合が悪く、それも言い訳で、なんだか寒くて行く気がしませんで自宅で見てみることにしました。 今回は2800mm直接焦点で横浜から狙って見た。 しかし、オートガイドが安定せず、長時間露光は諦めノータッチガイドで撮影。 そして、はじめてHαフィルターを使ってみることに。このフィルターは一昨年の胎内星まつりで「趣味人」から購入したもの。ニコン用のマウント装着フィルターは少ない中、発売されたフィルターで、最近ニコンFX用も発売されたがこの頃はまだDX用しかなかったので、D7000が久々の登場。 オリオン星雲M42も2800mmだと中央部のアップになって意外に迫力ある写真になった。 セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、AZEQ6GT赤道儀 ニコンD7000(クリア改造) 60秒、ISO1600 5枚コンポジット+2秒、ISO1600、3枚コンポジット Hαフィルター装着 60秒+30秒x2 ISO1600、コンポジット Dsc_51117p 本来、光害カットフィルターを使うべきところだが、フィルター交換が結構面倒でノーフィルターで撮影。月明かりもあるのでどうかと思ったが明るい星雲なのでそこそこ。 Dsc_5111p Hαフィルターとは、肉眼では見えない波長のみで撮影するので、街明かり、月明かりの下でも影響なく長時間露光でき、意外に広がっているガス星雲も撮影できるもの。 しかし、これだけの長焦点でオートガイドをせずに長時間露光はできない。 それにこのM42はHαだけでなく可視光も多いのでそれほど違う写真にならなかった。 Dsc_5117p M82も2800mmだとすぐ隣にあるM81は入らない。 この星雲は葉巻銀河という別名もあるが、スターバースト銀河という、爆発的に星が生成されている銀河として有名。 セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、AZEQ6GT赤道儀 ニコンD7000(クリア改造) 30秒、ISO1600 5枚コンポジット Hαフィルター装着 60秒 ISO1600 可視光では星雲の真ん中から放出される赤いガスが見えない。不規則星雲とも言われる構造は写った。 Dsc_5165 一方、Hαでは赤いガスの部分だけが写った。 Dsc_5167 で、合成すると、赤いガスの噴出は星雲の暗黒帯とずれていることがわかる。 20171230m82pp この星雲を撮りたくてHαフィルターを買ったのだが、ピントが甘いのか、思うようには撮れなかった。いずれ郊外遠征で再チャレンジしたい。 最後にこの日の月。 C11直接焦点ではD810Aでも全部は入らないので三枚に分けて合成した。 シーイングが悪く、ピントもよく合わない。 20171229_21pbase PhotoshopのNikフィルターSilverEfexPro2とスマートシャープで見栄えを少し良くして見ました。 20171229_21p ということで、気がつくと箱根駅伝も終わっていました。 今年もまた始まりました。どうか良い年になってほしいものです。