naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

木星土星火星2018年4月22日

土曜日も快晴で夏日になりました。 日中は旧友と”鎌倉秘境散歩”をして10kmほど歩いたので疲れましたが、仮眠を2時間とって24時から惑星撮影開始。 日中の暑さのためか上空の気流は落ち着いていてシーイングは今シーズン最高だった。風は吹いていて像がゆらゆら動くが輪郭が揺らぐほどではなかったので結果を期待したが、青色の像だけが上下に伸びておりやや二重になっていた。これは昨年以来ずっと苦労しているところで、改善を急がなくては火星接近に間に合わない。 そうはいっても大赤点が正面に向いてきた木星を記録できた。 枚数を多く撮ったので、できるだけ多く画像処理するのに1日がかりになってしまった。 望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀 カメラ:ZWOASI224MC、(GSO ED3xバローレンズ)=F55 画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ 木星 2018年4月22日 横浜市戸塚区 シーイング7/10、透明度4/5 0時17.2分(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx5セット、ディローテーション 201804221517_2k 0時20.5分(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx5セット、ディローテーション 201804221520_5k 1時05.7分(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx5セット、ディローテーション 201804221605_7k 1時34.1分(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx5セット、ディローテーション 201804221634_1k 衛星エウロパ木星に影を落として移動していくところ。 ディローテーションでは衛星が伸びてしまうので、1カットづつにした。 2時35分59秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422023559_lk 2時37分42秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422023742_lk 2時39分42秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422023942_lk 2時41分29秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422024129_lk 2時43分15秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422024315_lk 2時45分07秒(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422024507_lk 土星はまだ南中前でシーイングは悪いが、それでもカッシーニの空隙が見えていた。 土星には白班が発生したということだったが、写っていなかった。 2時59分25秒(JST) 露出30msec.ゲイン400、5000枚>75%約3500枚コンポジットx3 Oacapture20180422025925_k 今シーズンの大接近が期待される火星。 まだ小さく低空なので思うように撮れない。特にB画像の改善対策を打たなくてはせっかくの大接近に間に合わない。 3時35分28秒(JST) 露出10msec.ゲイン360、5000枚>75%約3500枚コンポジット Oacapture20180422033528_lk 追記 木星は最後の方がシーイングが良かったので、衛星を無視してディローテーション処理をして、平均時刻に近い衛星を合成してみた。 2時41.4分(JST) 露出20msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx6、ディローテーション 201804221741_4lrgb