遅い梅雨明けから、ようやく安定した夏になったと思ったら、いきなり暑い!体が暑さに慣れませんが、太平洋高気圧が張り出すこの時期こそ惑星写真に最適な時期です。
横浜では海が近いこともあって、夕方は海風が強く、望遠鏡が揺れますが、上空の気流は安定していますから、シーイングとしては悪くてもキャプチャー、スタックした画像は良くなります。
それでも関西の惑星写真家が、シーイングが悪いと言ってネットに出している動画を見ると、当地での良シーイングと同じに見えますから、地の利では不利と言えそうです。
2019年8月10日横浜市戸塚区
シーイング5/10、透明度3/5、強風で望遠鏡揺れる
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコンEiC16)=F35
キャプチャーソフト:FireCapture v2.6beta(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
露出10msec.ゲイン350、5000枚>75%約3500枚コンポジットx3〜6セットディローテーション
南中は夕方です。
19時20.3分(JST)
19時43.1分(JST)
早くも西に傾いて、シーイングが悪化しました。
20時23.5分(JST)
20時40.6分(JST)
20時56.2分(JST)
露出15msec.ゲイン400、5000枚>75%約3500枚コンポジットx10セットディローテーション
ゲインを上げて光量を稼ぎ、コンポジット数も倍増させると滑らかな画像になりました。
カッシーニの空隙が眼視でもよく見えました。
薄いC環を強調してみました。
21時31.4分(JST)
台風が近づいているので、残りのお盆休みはおとなしくしています。