今年の梅雨はなかなか明けないだけでなく、本当に梅雨空続きで、日照時間も史上最低レベルでした。
例年ですと7月は比較的気流が安定して、惑星写真もたくさん撮るのですが、今年は全くダメでした。
先週くらいからいきなり暑い日が続きますが、台風が来て星を見るチャンスがなく、今週、木曜日から週末は好天の予報だったので、望遠鏡を外に出しておき、久しぶりに惑星写真を撮りました。
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコンEiC16)=F35
キャプチャーソフト:FireCapture v2.6beta(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
木曜日は急いで帰宅後天体望遠鏡をセットしました。木星はもう夕刻には南中なので21時にはもう西に傾いています。
シーイングは悪く、気流がメラメラでしたが、思いの外模様が映りました。
2019年8月1日横浜市戸塚区
シーイング3/10、透明度3/5
露出10msec.ゲイン350、5000枚>30%約1500枚コンポジットx3セットディローテーション
21時12.8分(JST)
金曜日は望遠鏡のセット時間が短かったので南中時に撮影できました。南中時の高度も低いので、気流が時間によって大きく変わり影響を受けます。
2019年8月2日横浜市戸塚区
シーイング6/10、透明度3/5
露出10msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx3セットディローテーション
19時38.0分(JST)
20時05.4分(JST)
20時28.2分(JST)
20時47.2分(JST)
土星の高度も低いので気流の影響を受けます。
露出15msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx3セットディローテーション
21時46.8分(JST)
土曜日も熱い好天でした。気流は悪くメラメラでしたが、大赤斑が見えているので撮りがいがあります。
2019年8月3日横浜市戸塚区
シーイング5/10、透明度3/5
露出10msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx4セットディローテーション
19時41.1分(JST)
19時54.2分(JST)
20時14.6分(JST)
土星はどうも苦手です。写りがイマイチ。
模様の変化がないので撮影数を増してみました。
露出15msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx5セットディローテーション
22時27.6分(JST)
テラスではかなり強風で望遠鏡が揺れます。熱帯夜が続き、涼しさはありません。
そこで、画像取り込みのMacbookと、部屋のMacbookを画像共有してリモート撮影することにしました。
スマホはASIAIRで赤道儀のコントロールをしています。冷房の部屋の中から操作できるのがありがたい。のですがWiFiがしょっちゅう切れるので部屋とテラスを行ったり来たり、面倒なこともありましたが、まあ、少しずつ便利になっています。