初日の夕方は曇ってしまいましたので、楽しみにしていた星空はあきらめて寝てしまい、早朝?2時に起き出してみました。
予報より雲が多く、尾瀬特有の朝靄が出てきました。かろうじて晴れ間のある方向を撮ると星が映りました。
急激に雲が移動するので繰り返し露光ができません。明るい月も出ていましたが、星が映る空の良さです。
朝靄にテーマを絞って3時半に再度出てきました。もう空が白み始めてきました。
燧ケ岳の姿が見えてきました。
朝靄が流れてきました。
龍宮小屋の方向に朝靄が広がってきました。
朝日が雲間から見えた瞬間、朝靄に白樺が白く光ります。
朝の清々しい光景です。
朝食の後、三条の滝まで足を伸ばしました。NHKの4K、8K撮影隊が来て、ドローンを飛ばしていました。
なんとなく朝から右膝裏がつっぱっていました。三条の滝に行く途中、トレッキングシューズの靴底ゴムが剥がれてしまい、滑りながら歩いていると、帰りの登りから足が動かなくなってきました。しかも30年使ってきたミレーザックの背中にあるプラ部品が急に割れてしまいました。なんとか背負い続けるには支障がなかったのが不幸中の幸いです。しかし嫌な予感。
天気も不安定なので帰りを急ぐことにしました。
この後は写真がありません。
山の鼻に着く頃には、靴の先が割れてきたので、冷や冷やモノでしたが、ビジターセンターでガムテープをもらい暫定処置。帰りの最終バスが17:20なので自分の足の具合からこれから先の登りを考えると急いだ方が良いと出発。途中熊が出たそうですが追い払ったということで危機一髪。
残り1キロというところでいよいよ右膝が痛みをまし、筆者のザックをも息子が持ってくれました。
それでも汗が止まらず休み休み行きますが歩が進みません。
その時ちょうど通りかかった登山ガイドの方にザックを持ってもらいなんとか鳩待峠まで戻りました。
ガイドの人と話すと、この症状はどうも熱中症だったようです。水はとっていたものの、塩分が足りなかったのと、睡眠不足、滑る足をかばいながら登ることになり、最大の問題は日頃の運動不足、年齢、体重増加によるものだと思います。しかしこんなことは初めてでしたから焦りました。
ガイドさんには大変お世話になりました。
それに若い登山初心者の息子に助けてもらうことになりました。よく北穂高に行かなかったものです。もう身の程を知れということですね。
それでもまた写真を撮りに行くでしょう。その時はもっとゆったりと行くように気をつけます。