翌11日、夜降っていた雨が上がり星が見えたので午前4時に起床。
山小屋の近くで試し撮りをしていましたが、この後分厚い雲、実は尾瀬ヶ原特有の朝靄、で星が見えなくなりました。
星空から朝靄、朝日までのタイムラプス動画にするために準備しましたが燧ヶ岳は見えません。ということで諦めて朝靄の写真。
目では暗くてここまで色が見えませんでしたからデジカメの能力に驚きです。幻想的な写真が撮れました。
6時から至仏山荘で朝食を食べました。この山荘は夕食も朝食も豪華で、部屋は個室、風呂にはシャンプーまであって「旅館」のようでした。
食後、だんだんと青空が広がってきたので、また荷物を預けて尾瀬ヶ原へ。
朝日に朝靄が光っていました。
ぐんぐん朝靄が消え快晴になっていきました。
持っていったNikonZ6、NIKKOR Z14-30mm/F4は解像度も高く収差が少ないというZシリーズレンズとして有名ですが、驚くのはこの写真のように逆光でもゴーストがほとんど出ないことです。普通は光源の対角に出るもので、しかも光源に絞りによる光芒(収差ではない)を出す為にf22まで絞ったので、普通のレンズではゴーストが画面上に多数出る条件ですが全くと言っていいほど出ていません。なお太陽の光芒周りに出ている丸い点は撮像素子の内部反射によるものと思われますがこれはどのカメラでも出ます。
昨日もいたカモのつがい。
逆さ燧も池塘にくっきり見えました。
朝靄が流れているのをタイムラプス像画にしようと三脚を準備していたら消えてしましました。
快晴の青空ではタイムラプス動画だろうが静止画と変わりませんから;)諦めました。
至仏山もくっきり見えるようになりました。登山をした方は上からよく尾瀬ヶ原が見えたことでしょう。
青空が反射して池塘に浮かぶ羊草が映えます。
木道には熊除けの鐘がいくつも設置されています。
山の鼻にある尾瀬植物研究見本園にも行ってみました。ここは鹿の食害を防ぐために金網で閉鎖されています。
鹿の鳴き声も良き聞きましたし、熊のフンが木道にありましたから、昔食料がなく雪深くて動物が寄り付かなかった時代から変わってしまい危険を伴うようになってしまったのは残念です。
一泊お世話になった至仏山荘を出発して帰ります。
ここから鳩待峠までは登りです。しかし木道の階段もあり紅葉を楽しみながら歩きます。
この日は月曜日、もともとスポーツの日だったのですがオリンピック休日に移動して、平日です。しかし思いのほか多くのハイカーが訪れており、大学生や遠足の小学生など若者も多く見かけました。もちろん筆者のような高齢者も多かったのですが。徐々に緊急事態宣言解除の効果が出てきているようです。そういえば帰りに寄った道の駅「尾瀬かたしな」や温泉「花咲の湯」も満車に近かったです。地方経済復活に貢献してきました。
と言いながら、日頃の不摂生が祟り、15kgのザックが重く、たかだか1時間半の登りでへばってしまいました。前回真夏の暑さでばてたと思い込んでいましたがどうもそうではないようです。。元気なカミさんに重い方のザックを持ってもらい情けないです。歳でしょうか。今後も訪れるために体調確保とザック重量制限が必要だと痛感しました。。。