尾瀬は筆者にとって写真趣味のはじまった1979年から通っている所です。最近は仕事もあって(言い訳にして)なかなか訪れることができず3年前の夏に行って以来ですが、最も好きな季節である秋に行きたいと思っていました。幸い新型コロナによる緊急事態宣言が解除され、自身もワクチン接種が完了しているので、尾瀬ヶ原にハイキングに行きました。
天候はまあまあでした。太平洋高気圧ががんばって北からの低気圧の前線がなんかするのを抑えてくれたおかげでしたが、気温がこの時期にしては全国的に高温でした。
今回はカミさんも同行してくれました。前日の夜には関越自動車道のサービスエリアに車中泊して、翌朝9時ごろ、片品村戸倉に車を停めるのですが既に第一駐車場は満車、第二駐車場にとめました。関越交通のバスで鳩待峠に行き、山の鼻に向けて歩き出します。
木道の下り坂ですから楽ですが、前日の雨?で木道が濡れ滑りやすく何度か転んでしまいました。
山の鼻は尾瀬ヶ原の入り口です。ここにある山荘の一つ「至仏山荘」に今晩宿泊するのでここに大きな荷物を預けて10時半ごろから歩き始めました。
天気は晴れ。ただ雲が多く陽射しは出たり陰ったりしていました。
池塘に映った雲とカモです。
池塘の羊草の葉も紅葉しています。ただ山並みの木々の紅葉は昔(と言っても20年前)に比べると相当遅れています。
燧ヶ岳が池塘に映るので有名な「逆さ燧」ですが風で湖面がゆらいでいました。風の分、空の雲が流れていました。
ハイカーもひっきりなしに訪れます。その上では雲が悠然と流れていました。
タイムラプス動画(微速度撮影により30倍のスピード動画)を撮影してみました。雲の動きは目で見るよりよくわかります。
牛首(うしくび)で木道は分岐します。一昨年ニッコウキスゲ保全地区があった山沿いの道を歩くハイカーが遠くに見えます。しかし後ろの山の木々が緑色で紅葉がまだしていないのはやはり温暖化のためでしょうか。
雲の流れで日が当たる時とかげる時で舞台のような光景です。
下の大堀にある白樺は紅葉せずに葉が落ちているようです。
ここでもタイムラプス動画を撮影しました。
だんだん曇ってきて、午後は霧雨、夜は雨になってしまいました。