秋晴れが続いているので今日も木星を撮影しました。
しかし横浜の浜風が強くてカメラの視界から木星が外れ、揺れているのでローリングシャッター歪みという画像上下でコンニャクのように歪む状態でした。諦めようかと思ったのですが、衛星カリスト本体とエウロパの影が見えているので継続しました。大赤点が見え始めたところで薄雲が広がり肉眼で木星が見えるか見えないかという感じだったので撮影を終了しました。
特に大赤斑が見え始めた21時の画像はRGB各画像は、薄雲を通して撮影画面上で見えなかったのですがちゃんと画像になっていて改めて画像スタックの効果に感心しました。
昨日の赤道儀とパソコンの接続をチェックしようと、まずParallelsで動かしているWindows10でFireCapture v2.7β(Win)をASCOM経由で動かしたのですが、なんと途中でフリーズしてしまいました。うーん。
仕方ないのでMac上でFireCapture v2.7β(Mac)を動かしたのですが、オートガイドの確認どころか風でブレて確認にもなりません。ただ極軸を合わせ直したのでINDIのコントロールで対応できました。ただし、リモート撮影中もパソコンの前についていなくてはならないので食事中に何度も食卓から離れ、家族には評判が良くありませんでした;)
2021年10月4日 横浜市戸塚区
シーイング2/10、透明度2/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI290MM(L、R、G、B)、ニコンEiC16=F34
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7β(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、Lynkeos(Mac)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(最大エントロピー法、シャープ、RGB合成)、フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
(RGB各)露出10msec、ゲイン380、3000枚>30%約900枚、x2セットディローテーション
(L)露出10msec、ゲイン360、5000枚>30%約1500枚、x2セットディローテーション
20時35.2分(JST)
21時00.2分(JST)