横浜もやっと、やっと梅雨が明けました。7月の夜間の晴天はほぼなしでした。
惑星撮影も長くできませんでしたので、鬱憤を晴らすが如く、あまり良好とは言えないシーイングの中、一気に惑星を撮りました。
木星と土星は衝になって、夜中に南中するので撮影しやすいのですが、火星は遅くにやっと昇るので寝不足になります。
撮影すると思ったより良いシーイングだったようで木星の模様もよく見えますが、どうも変な写りなので光軸を疑ったところ、どうも大気色分散補正プリズム(ADC)の調整をいい加減にしていたのが原因のようです。星が横にRGBに分離して並んで見えるという状態でした。モノクロでは横に星が伸びているわけです。反省の意味で書き残しておきますが、これがなければ相当よく写っていたのか?
2020年8月1-2日横浜市戸塚区
シーイング3/10、透明度2/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC(RGB)、ASI290MM(L)、(ニコンEiC16)=F33
キャプチャーソフト:FireCapture v2.6beta(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、Lynkeos(Mac)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(最大エントロピー法、マルチバンドシャープ)、フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
(L)露出10msec、ゲイン340、5000枚>75%約3500枚、x3セットディローテーション
(RGB)露出10msec、ゲイン340、5000枚>75%約3500枚、x2セットディローテーション
21時43.6分(JST)
22時06.3分(JST)
22時18.8分(JST)
23時07.3分(JST)
24時14.1分(JST)
(L)露出15msec、ゲイン340、5000枚>75%約3500枚、x4セットディローテーション
(RGB)露出15msec、ゲイン400、5000枚>75%約3500枚、x2セットディローテーション
22時34.4分(JST)
火星
(L)露出7msec、ゲイン300、5000枚>75%約3500枚、x3セットディローテーション
(RGB)露出10msec、ゲイン300、5000枚>75%約3500枚、x2セットディローテーション
24時36.3分(JST)
25時54.7分(JST)