今日も暑くて家の中に一日いました。
せっかく休日なので惑星撮影です。熱帯夜で雲がなく透明度は良いのですが思ったほどシーイングは良くありませんでした。表面の模様は見えているのですが輪郭がグニャグニャとせわしく揺らいで写りは良くありません。
木星はせっかく大赤点が見えるのですが、夜半にかけてだんだん悪くなりました。
土星は、このところカッシーニの空隙が方向性のあるボケかたをしていたので光軸を調整しました。ネジの回転角で15度ほどの僅かなズレでしたが効果はあったようです。シーイングが悪いのが残念です。
火星はまだ昇り始めたところで、自宅の屋根すれすれに出てきたところでしたから、陽炎のような揺らぎが激しくダメでした。もうちょっと待てばシーイングが良くなることも考えられましたが、今日はここまで。眠くてしょうがなかったのです。惑星屋のみなさん、タフですねえ。
2020年8月15日横浜市戸塚区
シーイング3/10、透明度3/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC(RGB)、ASI290MM(L)、(ニコンEiC16)=F33
キャプチャーソフト:FireCapture v2.6(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、Lynkeos(Mac)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(最大エントロピー法、マルチバンドシャープ)、フォトショップ(Mac)、色、トーン調整
(L)露出10msec、ゲイン340、5000枚>70%約3500枚、x3セットディローテーション
(RGB)露出10msec、ゲイン380、5000枚>70%約3500枚、x2セットディローテーション
21時40.7分(JST)
22時28.4分(JST)
23時13.7分(JST)
(L)露出10msec、ゲイン400、5000枚>70%約3500枚、x4セットディローテーション
(RGB)露出15msec、ゲイン400、5000枚>70%約3500枚、x2セットディローテーション
22時14.7分(JST)
シーイングがコロコロ変わるので、もっとも良い時のRGB画像をピックアップ。必ずしも多数枚コンポジットが良いというわけではありませんね。
火星
(L)露出7msec、ゲイン300、5000枚>50%約2500枚、x3セットディローテーション
(RGB)露出8msec、ゲイン300、5000枚>50%約2500枚、x2セットディローテーション
23時31.0分(JST)