naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

東京タワー=小学館付録(2003)

東京タワー

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小学館の学習雑誌を、大抵の人は一度は目にしたことがあるだろう。なんでも今年で80周年だそうで、長女が、読んでいた「小学二年生」に、かつての”付録”を記念復刻する記事が出ているのを教えてくれた。

昔、僕は「学研の科学」や「小学○年生」といった学習雑誌は、付録と漫画ばかり興味があって、本誌の学習ドリルなどは全く見てもいなかったので(みんなそうだったでしょ)、一時母親から購読を禁止されていた。小学二年生の夏休み、僕は神戸で手術を受けることになって、このときだけは好きな本を買っても良いということになった。この時とばかり、「小学二年生」や「少年マガジン(当時「ウルトラセブン」「巨人の星」が載っていた)」や「少年画報(「怪物くん」と付録がすごかった)」をまとめて買ってもらった。開腹手術だったので、術後にギャグマンガを読むと、縫い目が引きつって痛かった。

このとき、「小学二年生」に付いていた付録が「東京タワー」だった。これは高さ1.5mの超大型の立体模型でしかもエレベータまで動く。でも入院していたのですぐには作れず、箱に入った状態で、ベッドで見ていた。退院後、神戸の母の実家で作り出したのだが、大きくて自分の背では組めず、伯父に手伝ってもらってやっと完成した。その大きさは、見上げるほどだった。問題はどうやって横浜まで持って帰るかだが、結局分解して小包みに入れてもらった。過去のまま横浜に持って帰れば良かったのだが・・。

そんな思い出話を、寝床でしてやったのを覚えていたのか、長女が指さした雑誌には「数ある付録の中から最も評判になった1968年(昭和43年)の小学二年生付録「東京タワー」を復刻しました」と書かれていた。

早速、インターネットで購入し、子供と半日がかりで組み立てたのがこの写真。うちの長女は小学二年生にしては背が高いが、それよりも高い。あとは置き場に困りだけなのだが。

きっと小学館でこの記念企画をたてたのは僕と同い年の人なのだろう。懐かしい企画、ありがとう。

2003.1.25