naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

はるかな尾瀬-2

檜枝岐御池ロッジの部屋は広く、新しいので快適に過ごすことができます。長男は虫が入り込むのをたいそう嫌がるが、虫の住処に人間が入り込んでいるのだからと無理矢理説得するも納得せず。
長女の夏休み自由研究に、星の見え方の違いをと、環境省のホームページから、こと座の星図を落としてきて、双眼鏡で見える限界等級を記録しようとしたのですが、あいにく曇ってしまいました。明日の天気が心配です。

翌日は台風の影響か、小雨まじりの天気でしたが、朝、7時のバスに乗って沼山峠休憩所まで行きます。前泊だと朝余裕を持って行動できるのがメリットですが、もし、天気が良いようなら朝もやを狙って午前4時30分始発に乗りたいところです。しかし単独ではないのでそれは無理。ですから天気が悪くてあきらめもつきます。

沼山峠まで少しだけ登坂します。木道はずっと続いており歩きやすいのですが、初めての子供たちにしてみると先行きの見えない登山に期待と不安半々で、しかも途中雨合羽をはおって蒸し暑く、行程の短いコースで良かったです。
やがて30分ほどで大江湿原につくと、こんなにすぐなんだと現金なことを言っています。

大江湿原につく頃には小雨もあがり、雨露にぬれた花々が目の前に広がりました。

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水滴の中に大江湿原の景色が見えます。

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ニッコウキスゲは、ここ10年で最高、というほど、よく咲いていて、時期も良く、湿原全体が黄色に見えました。

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日が射してきました。まだそれほど暑くなく(尾瀬の真夏は蒸し暑い!)、助かりました。この木は「三本松」で大江湿原のシンボルですが、この松は尾瀬の山小屋を初めて開いた平野長蔵氏が四本植林したうち、一本倒れて、三本になったとボランティアガイドさんに聞きました。

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長蔵小屋の尾瀬沼湖畔で昼食にしました。御池ロッジで頼んだおにぎりです。
赤とんぼも多く見られました。

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今年の尾瀬はたしかにニッコウキスゲの当たり年で、1984年と同じくらい咲いていて、久々に花を満喫しました。あとは尾瀬沼の山小屋に泊まって早朝の朝もやを見られれば最高ですが、これは1984年以降経験していません。
それにしても、今回、子供にも尾瀬を体験させたいという希望がかなって良かったです。ここで嫌になってしまっては元も子もないのですが、花もきれいで、楽しく歩けたことで良い印象を持ったようです。
午後には御池ロッジに戻り、風呂につかってのんびりできました。
ちなみに翌日は台風直撃で東京を抜けるのに豪雨の中首都高を走るのが大変でした。

尾瀬の記憶」 過去の尾瀬写真です。
http://f3.aaa.livedoor.jp/~nakama/oze.html