naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

今年もあいかわらず

2008年になりましたね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

筆者は正月休みで、いつものように親兄弟、甥姪に会って、それでものんびり過ごしています。
あいかわらず、というのが一番良いことではないか、というのが40代で得た教訓です。

正月にふさわしい写真、というか、昔は年賀状にも自分の撮ったちょっと気取ったような「作品」をがんばって作っていたのですが、最近は肩の力も抜けて、ついには家族写真になってしまいました(笑)

昨年の学生の写真展に出した写真は、人に見せる写真としてはインパクトの無い写真だったようで、不評を買った面もありましたが、自分の目指してきた写真は、部屋に飾っておいても心の邪魔にならない、落ち着いていられる写真でした。今回の写真がそうだったとは言いませんが、今年も相変わらずそういう人畜無害な、癒し系の写真を目指したいと思います。


この写真は、12月30日の富士山二合目、水塚駐車場からみた富士山上空の星空です。前回書いたようにちょっと環境が悪いのと、寒いので、なかなか普通に見に行くことは無いでしょうが、写真はそのかわりになれば良いことだと思います。

技術的には、60秒露出を10回繰り返してパソコンで合成したものです。10分露出では光害で空が明るすぎて露出オーバーになるところを、短時間露光を繰り返すことで時間経過を星の軌道で表しながら、富士山や夜空がオーバーにならないようにしています。
これは、昨年から数人の方が雑誌に投稿していましたが、昔のフィルムでの合成と違って、デジタルなら簡単に(といってもその手法が大変ですが)できるところが現代風です。
しかし、実際に見える星空は流れて見える訳ではなく、過去のフィルム写真の頃の「すりこみ」で星だなと分かる訳で、知らない人にはどう見えるでしょうか。
おそらく今年は「星景写真」と呼ばれる、星も風景も流れていない、「目で見たイメージ」の写真が、デジタル一眼レフカメラの進歩で、発表されるようになるでしょう。

まあ、そんなことは気にせず眺めて下さい。

富士山と星

2007年12月31日1時43分−53分
ニコンD300 ISO400 AFニッコール20mm/2.8 各60秒F8 1秒間隔 合成(比較明)他ぼかし、アンシャープマスクなど