naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

ふたたび富士山新五合目

9月22日の午後を半休にして、ふたたび富士山新五合目へ向かいました。この日は夕方から良い天気になって期待できましたが、下弦の月なので勝負は夜半前でした。

今回、自作ポータブル赤道儀の耐荷重限界テストのつもりで、「ポルタ」に、AF-Sニッコール200mmF2レンズにD300を載せてみました。が、ポルタで西側荷重をかけるとアンバランスが過ぎてウオームが回転しないことが判明。急遽、通常の自由雲台に交換し、同レンズを載せてみましたらなんとか行けそう。
ということで、天頂に近くなったアンドロメダ星雲を200mmF2で撮影してみました。


前回のAF300mmF4の写真と比べて一目瞭然なのが、色収差の無さです。もう完璧と言っていいくらいです。加えて周辺星像の良さ。絞りは開放でも2/3段絞っても同じでした。
これで安定的に10枚程度撮影できることを確認してポタ赤は終了。実は耐荷重試験で構造面で考慮すべき点が見つかったので、次回に繰り越しです。

ニコンD300と高橋MT160(+レデューサ)による直接焦点写真です。
まずはアンドロメダ星雲M31。
思えば2002年にこの星雲の写真をフジファインピクスS2proで撮影したのを雑誌で見て、自分もデジタル一眼レフカメラの世界に突入したのです。
2003年に同じ富士山新五合目で撮ったアンドロメダ星雲を越える写りを目指したのですが、雲が出てきたので一枚写真です。それでも昔コンポジットして得られた画像と同じくらい。



NGC253。ちょうこくしつ座にある系外星雲です。内部構造が見えます。が、まだまだ不満な写りです。この星雲は大きく、複雑な渦巻き構造なので天体写真に人気です。そんな写真と比較すればなおさら。



「昴(すばる)」。谷村新司の歌をこの間、iTunesでダウンロードしました。プレアデス星団、M45と言わないと世界的には通用しませんが、スバル、いいですね。
「メローペ」という女神の名前の星の周囲に青白いベールが広がっていて、いかにも女神という感じですが、意外に写らないです。



11時ごろから雲が沸き、夜半には風が吹いて気温が下がり、急激に晴れました。しかし月が昇ってきて星目的の我々は解散。富士山に来ているというのに贅沢な話ですが、山の写真はもう少し紅葉が始まってからにしまして、帰宅は午前4時でした。