naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

秋の尾瀬2

朝、というには早すぎる午前3時から起きだしました。夜明け前の星の写真を尾瀬ケ原で撮りたくて、長年狙ってきましたが、なかなか機材、天候、混雑状況などにより実現できませんでした。
今回はその目的を果たすことができました。しかも満月はすでに西へ回り、燧ヶ岳が照らし出されています。

星の軌跡を星として感じてもらうために、合成時にわざと一コマずつ抜いています。30秒の露光を繰り返したので、30秒の空白が出来、点線になります。目で見た星は当然点でしか無く、なんとかその雰囲気を出したかったのと、かつ、星の動きも表現したかったのですがいかがでしょう。



朝靄が湧いてきました。月に照らされて幻想的です。この後、靄は原の中央部に広がっていきました。


明けてゆく燧ヶ岳。




原は霜がびっしり降りました。
この時期の霜は普通なのですが、1990年以降の経験では暖かくて霜が降りないことが多く、写真になかなか撮ることができませんでしたから、今回はこの点でもラッキーでした。





西空へ沈み行く月が地塘へも映っています。



足下の霜。





朝日が差し込むと一気に霜は消えてゆきます。



昨日の戸倉からの乗り合いタクシーの運転手は女性でした。今回は尾瀬ケ原から明日帰ると話すと、ぜひとも至仏山ヘ登れというので聞くと、今は尾瀬ケ原からの登山道は登りにしか使えず、コースがちょうど良いし、遠くまでの紅葉を堪能するのにいい季節だから行かないのはもったいない、と言うのです。昔、真夏に登った至仏はばててしまった印象が強いので敬遠していましたが、気候もいいし、そこまで言うなら登ろうか、と。

でも、日頃の運動不足を露呈して、コースタイムよりも時間がかかって、やっぱりばてました;)。
ですが、やはり美しい景色です。



山頂でカップラーメンを食べました。これが至福ですな。
山頂からのパノラマ写真を最後にお見せしましょう。



帰りも上毛高原から新幹線で東京へ。寄り道したためすっかり暮れてしまい、帰宅ラッシュの中、小さくなって東海道線に乗りました。明日は仕事ですが、よい登山になりました。