naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

富士山新五合目はなんとか晴れ(20011.9.24)

今週末に星見に誘われたのですが、所用で行けず、かといって折角の秋の晴天だったので、ひとりで星見に出かけました。 富士山新五合目のGPV天気予報はあまり良くなくて、しかも初冠雪が昨日あったばかり。 そういうときはひとりだと自由で、晴れようがどうしようが、行こうが行くまいが勝手なのですが、うちの場合、夕食無しと申告してしまうと当日の午前中に決まってしまうので(笑)行かなくてはいけません(爆;)。(いえ、そうしないと怠惰な性格由出不精なのを見越してかみさんが背中を押してくれているのですが^^;) 結果、富士山新五合目では雲海の上に出ることができました。 もっともたびたび雲の中に入ってしまい、晴れたり曇ったりでしたが、雲海のおかげで下からの光害が無くなって星空が広がりました。 以前書いたように、自動導入赤道儀アトラクスを購入したので、この機能を使ってみました。 結果は、ほぼ良好で、つぎつぎと星雲が導入でき、効率?がとても良くなりました。ほぼ、というのは西側と東側の行き来が子午線を境に反転する際にうまくいかないようです。 それにしても28cmシュミットカセグレンで見る星雲星団は空の暗さも手伝って見事なものでした。 デジタル一眼レフカメラニコンD7000+14-24mm/F2.8で撮影したはくちょう座です。自作ポータブル赤道儀に載せて撮影しました。天体写真では悪評の高かったニコンの「偽色」は大きく改善されています。一方で北アメリカ星雲のようなHα線付近には感度がさらに下がったようです。 20110924_203020dsc_4224 それで満足すれば良いものを、今度は16cm反射(MT160)に載せ変えてニコンD7000で直接焦点撮影をしました。露光時間を1.5−3分に抑えるためISO1600にしましたがなかなか良い画質です。(トリミングしているので拡大率はばらばらです) M27惑星状星雲(亜鈴星雲) 20110924_232646dsc_4240 M2(球状星団20110924_234517dsc_4246 M15(球状星団20110924_235632dsc_4251 NGC7000(散光星雲、北アメリカ星雲) 20110925_000249dsc_4254 M45(散開星団、すばる、プレアデス星団20110925_003738dsc_4265 hーχ(二重星団) 20110925_005937dsc_4274 M1(惑星状星雲、かに星雲20110925_004826dsc_4270 ビクセンアトラク赤道儀には期待したのですが、ノータッチガイドでの追尾精度はタカハシ90Sに及ばないか?細かく星が流れています。まだアライメント精度に問題があるために結論は先送りです。 しかし、この時期にしては新五合目は大変寒く、断続的に雲が来ることもあり、日の出は諦めて下の水が塚二合目駐車場まで一旦降りて仮眠しました。以前のように一気に帰る気力も体力も無いのは、歳のせいでしょうか、しかし、安全運転で8時前には帰り着けました。