naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

木星2011年10月29日

すでに秋の色が濃くなった10月末ですが、気温は乱高下を繰り返しています。

このごろはかなり気温が高めで20度を超え、紅葉前線も足踏みのようです。

シーイングは寒くなると悪化の傾向に有ります。気温が高めなので良いかというと、上空の気流は悪く細かく揺れるため、使っているアプリでは良像の取捨選択が難しくなります。

木星

撮影日:2011年10月29日

露出時間: 動画約40秒(30フレーム/秒)

撮影場所: 横浜市

望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレン)、ビクセンアトラク

カメラ: ニコンP4、MOV、ニコン アイピースNAV-10SW+EiC-16

画像処理:コンポジット(約1200枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker、最大エントロピー法、マルチバンドシャープ=ステライメージ5

シーイング 4/10、透明度3/5

22時55分(JST)f=42mm(電子ズーム換算値)

20111029_225436dscn8255klrgb

23時13分(JST)f=42mm(電子ズーム換算値)

20111029_231238dscn8261klrgb

試しにアルデバランを、ピントをずらして撮影しました。こうすることで天体望遠鏡の光軸調整の様子が分かります。光軸はほぼ完璧に合っているようです。さすが「趣味人」、セレストロン代理店のことはあります。やや歪んだところがあるのが気になりますが、部分的に圧迫されているのか、原因不明です。

f=7.5mm

20111029_234608dscn8274k

*これまでコリメート撮影のカメラ側の焦点距離を35mm換算値と思っていましたが、実焦点距離の間違えでした。お詫びして訂正します。

現在の筆者の撮影システムの場合、天体望遠鏡で280x1.6=448倍ですから、これにカメラ焦点距離をかけると合成焦点距離になります。

しかしややこしいのは、電子ズーム(デジタルズーム)は光学系の倍率ではないので、光学焦点距離の最長焦点距離26.3mmのままです。

従って、合成焦点距離は11782.4mm、合成F値は42です。

ただし、画像の大きさは電子ズーム込みの換算焦点距離に448倍したものです。上記木星の場合、42x448=18852mmになります。