一気に気温が上がって30度に達したようです。夏のように雷雨が内陸であり、湿気が凄くなりました。シュミカセの補正板がすぐに露で覆われます。
最近ではかなり良いシーイングだったと思いますが、画像を見るとそこまで良いとも言えませんでした。それでもカッシーニの空隙がきれいに見えていました。しかし、つぶさに見ると切れが今ひとつなので、光軸を調べるとわずかにずれていたので、微妙に修正すると良くなりました。シュミカセは光軸調整が大きく影響しますね。
火星
撮影日:2014年5月29日21時12分(JST)
露出: 1/80秒、ISO3200
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、ビクセンアトラクス
カメラ: ニコン1V1+10-30mm(30mm)画像サイズS、カメラブラケットDSB-N1,ニコン アイピースNAV-10SW+EiC16
画像処理:コンポジット(100枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker
シーイング 7/10、透明度2/5
火星は接近を終えてどんどん小さくなります。土星と同じ倍率ですから小ささが分かるでしょう。
撮影日:2014年5月30日22時44分(JST)
露出: 1/13秒、ISO3200
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、ビクセンアトラクス
カメラ: ニコン1V1+10-30mm(30mm)画像サイズS、カメラブラケットDSB-N1,ニコン アイピースNAV-10SW+EiC16
画像処理:コンポジット(100枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker
シーイング 6/10、透明度2/5
おまけ
元画像1
元画像2
画像は600x400に切り抜いて、トーンガーブを明るく調整していますが、ノイズがよく分かります。またシーイングも、秒5コマで連写していても直前のコマと直後で違う写りになるほど揺らいでいるのが分かります。
追記
この撮影時に突然ビクセンアトラクス赤道儀が異常暴走をはじめました。「スターブック」(テンではなく以前のバージョン)のコントロールキーを押していないのに視準が動いたり、逆に反応しないという状態です。これは初めてではなくて、数年前、中古で購入した時に頻発した現象です。原因はスターブックと赤道儀を接続するケーブルの内部断線です。ネットで調べてみても結構この事例は多く、前回は協栄産業でわざわざビクセン製品を買いました。
今回は面倒なので、通常の「RS-232C ストレートケーブル(D-sub9pinメスインチネジ)」(TA等接続用)を買って来て、ノイズ除去フェライトコアを断線したケーブルから外して、同じようにケーブルをループさせて取り付けました。
しかし、最近はRS232Cケーブルは近所のヤマダ電機には売っておらず、PCデポまで行きました。この先を考えると予備も買っておいた方が良いかもしれません。