巷ではリオオリンピックの開幕と甲子園大会の開幕で盛り上がっています。
原村で星まつりが行われています。例年遊びに行っていますが、今年は胎内星まつり担当?なので自宅にいました。
横浜は日中夏空が広がり、35度位に上がって真夏まっさかりです。しかし、夜になると雲が湧いて、必ずしも夕立雲ではなく、なんとなく星空を奪います。夜半を過ぎると雲も消えてくるのですが、今、惑星は夜半前に沈んでしまうため、夕方から雲が湧くまでの短時間しかチャンスがありません。
筆者は、赤道儀の更新により極軸合わせの要領がまだつかみきれないのと、望遠鏡光軸合わせ、ドローチューブのガタとの戦いが続いています。
ガタについては、クレイフォード押し圧調整がドローチューブを10mm引き出したところでないと効かないことがわかったので、改善できました。光軸合わせは、5日に撮影後、前回よりもさらに高倍率で自分なりに納得のいくところまで追い込んでみましたがキリがありません。
5日は、見た目のシーイングも落ち着きがなく、地上の風が強く吹いており、Lynkeosでのスタックができないほどでした。そこで動画形式をserにして、AutoStakkert!をMac上で動かすことで対応しました。結果としてこれが良かったようで今後もこのやり方になりそうです。
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン アイピースNAV-17.5SW+ニコンNSA-L1)=F30
2016年8月5日
シーイング 3/10、透明度4/5
火星
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出10msec.ゲイン300、5000枚>約2500枚コンポジット
20時55分12秒(JST)
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出28msec.ゲイン427、5000枚>約2500枚コンポジット
20時02分49秒(JST)
幾つかのサイトで、惑星用PCカメラで星雲を写していたのを見たので、自分もどこまで映るのか試してみました。
シャッター速度を5秒以上にすると星雲までライブビューできるので写すことは簡単にできました。
色もライブビューで見えており、対象によっては面白いです。
ただ風や振動で星がブレてしまいますが、数撃ちゃ当たる的な撮影も6秒露出なので苦になりません。
M57
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC直接焦点
画像処理:Keiths Image Stackerスタック、ステライメージ復元、フォトショップ
露出6000msec.ゲイン500、59枚>約25枚コンポジット
翌6日は広島原爆記念日。
夕方になってやや涼しい風が吹くものの、昨日のような強い風ではないので安定してフレーミングとピント合わせができます。
シーイングも横浜としては上等でしょう。しかし実際に撮った動画を見るとうねうねと揺れており、関西や沖縄の気流なら悪いシーイングなのでしょう。
2016年8月6日
シーイング 5/10、透明度3/5
火星
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出10msec.ゲイン300、5000枚>約2500枚コンポジット
19時14分57秒(JST)
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出20msec.ゲイン433、5000枚>約2500枚コンポジット
19時40分20秒(JST)
今日のような風ならば可能だろうと、コンバーター(ニコンEiC-16)を追加しました。筆者のような拡大撮影ですと簡単にできます。
結果を見ると、このくらいに大きく写した方が良さそうです。
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン アイピースNAV-17.5SW+ニコンEiC-16+ニコンNSA-L1)=F48
火星
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出10msec.ゲイン393、5000枚>約2500枚コンポジット
19時26分40秒(JST)
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Keiths Image Stacker各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
露出20msec.ゲイン507、5000枚>約2500枚コンポジット
19時43分28秒(JST)
火星接近時にこのくらいの写りだと良かったのですが。