なんと6月のうちに梅雨明け宣言です。暑い!早くも夏バテ、というか先週まで気温の低い日もあったのに連日30度越えでは体が辛いです。
で、星はというと、梅雨明けの安定した天気とは言えないようで、梅雨前線は北に残り、台風が沖縄に接近して、関東地方も強い南風が吹いています。そして夜は雲が広がります。今年の夏は長くて暑くて曇りがちでしょうか。
強風の中ブツブツ言いながら望遠鏡を出しましたが、強風で画面から惑星が外れることもしばしば。しかし、上空の気流は安定してきているのか意外に模様が見えます。
2018年6月30日
シーイング4?/10、透明度2-4/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコンEiC16)=F35
画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ
木星も夕方には南中するので撮影時間が早くなっており、大気もまだ揺らいでいる状態です。
露出10msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx3セットディローテーション
20時07.6分(JST)
大赤斑が見える頃には低空になってきました。
NEBからのぼるフェストーンがやけに目立ちます。また大赤斑前にSEBからSTBに暗柱が見えています。
22時14.0分(JST)
露出15msec.ゲイン400、5000枚>50%約2500枚コンポジットx3セットディローテーション
22時37.5分(JST)
大接近がいよいよ一ヶ月後に迫ってきた火星はだいぶ大きく見えるようになりました。
だというのに砂嵐がひどくて模様がほとんど見えません。
火星
露出10msec.ゲイン350、5000枚>50%約2500枚コンポジットx3セットディローテーション
23時17.5分(JST)
一応、模様が自転しているのがわかります。
23時59.0分(JST)
この後、雲が広がってしまい火星は南中前に終了。
しかしせっかくの大接近だというのにまともに模様が見えず残念です。