暑い。西日本の豪雨災害から一週間、被災地の方々には厳しい暑さです。
夏の太平洋高気圧が強まって暑くなりましたが、西寄りのため雲が広がって蒸し暑いです。
それでも上空の気流が穏やかになって来たのでシーイングに期待して惑星を見てみました。
夕方、帰宅して望遠鏡を出し、夕食後木星を早速撮ろうと思い外に出ましたが雲が多くてダメでした。
22時過ぎから雲が切れたので撮影しましたが、当初、火星は揺らぎが大きく、まず土星からでした。
火星は高度が高くなった23時から。
相変わらず黄雲が広がっていますが、やや薄く低空になったのか、模様=高い地形が写りました。
特に真ん中に見える白い筋が大変興味深いです。
これは火星のマリネリス渓谷という、普段は見えないような地形に、低くなった黄雲が流れ込んでいる様子が見えています。同様に普段は見えない輪郭は、高山や高原に当たる地形が見えています。
幸運はこのまま薄くなってくれるでしょうか。
2018年7月13日 横浜市戸塚区
シーイング5/10、透明度2-3/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコンEiC16)=F35
画像処理:AutoStakkert_3.0.14スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ
火星
露出10msec.ゲイン320、5000枚>70%約3500枚コンポジットx3セットディローテーション
23時11.1分(JST)
露出10msec.ゲイン320、5000枚>70%約3500枚コンポジットx5セットディローテーション
24時30.0分(JST)
土星も比較的好シーイングでした。
露出15msec.ゲイン400、5000枚>50%約2500枚コンポジットx5セットディローテーション
22時36.2分(JST)
木星は高度が下がって西に沈む頃に見えたので撮影しましたがボロボロでした。
露出15msec.ゲイン400、5000枚>70%約3500枚コンポジット
22時50分46秒(JST)