naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

星を撮る-2019年11月1日〜2日

11月は初日から三連休なのでどこかで星を撮りに行きたいと思っていましたが、なぜか夜の天気は悪い予報でした。そこで思い切って金曜日に出かけることにしました。となると横浜から少しでも近場に、ということで富士山太郎坊に行きました。

会社を出る頃には、綺麗な夕焼けと三日月が見えました。

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太郎坊に着くと雪を被った富士山と天の川がよく見ました。

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早速、星景写真を撮り始めました。

今回は、ニコンZ6にZニッコール24ー70/4を天体写真に使ってみました。

24mmf4開放絞りで、周辺までほぼ点像の星が写ります。本当に写りが良い標準ズームです。

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富士山に沈む天の川を狙って構図を決めました。

20秒露出で星は点に写ります。それを60枚インターバルタイマー連続撮影しました。

それを星が点になるように合成したのがこの写真です。風景も流れないように合成できるので、今は便利なフリーアプリがあって助かります。

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同じアプリで星の流れを出すこともできます。これは比較明合成という機能です。

回転中心が北極星です。

この構図を決めるのは意外に難しいのです。カメラのモニターでどれが北極星か分からないから、構図ギリギリに配置することが出来ないためです。

ここでは、「StarsPhoto」という、以前紹介したスマホアプリで、カメラのファインダーがわりにスマホ画面を使って合わせました。

もっともそこまでスマホセンサーの精度はないので、試し撮りをしながら構図を決めました。

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ズームの70mm側のf4開放で撮りました。こちらも周辺まで星は点像です。

この星の流れが途切れているのは、インターバルタイマー機能が、露光間に1秒開けないとセットできないためです。広角では目立たなくても望遠では見えてしまいます。これを避けるには、ケーブルレリーズをホールドして連続撮影するのが良いのですが、せっかくカメラボディだけでできる機能なのに残念です。

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前回、試し撮りしたタカハシ90S赤道儀でリモート撮影できるシステムを遠征に持って行ったのですが、なんと赤道儀ラズベリーパイであるasiairとを繋ぐRS232CーUSB変換ケーブルを忘れたので、いわゆる自動追尾、オートガイド無しでした。

ですがシグマ135mm/1.8artの遠征初回ということでニコンD810Aにつけて撮影しました。ところが、意気消沈のためか、JPEGで撮影してしまい、淡い分子雲は無理かと思いましたが、無理矢理?炙り出しました。

M45すばるは、周りに分子雲が広がることで有名です。

120秒露出で8枚の合成です。周辺減光がフラット補正で撮りきれないので、裏技で(いつもですが)撮影画像をボカして星を消したあと、元画像と割り算(又は減算)したら、思ったより分子雲のモクモクがでました。ちょっと怪しげですが。

Autosave

もう一枚、オリオン星雲M42周辺です。135mmだと馬頭星雲から入るのでオリオン座中心部が捕らえられるのでやってみたかった構図です。ただ、バーナードループがもっと左に広がっているのに三ツ星とリゲルまで入れたので写りませんでした。

またオリオン座は東の空だったので、御殿場の光害が被って、画像処理に苦労しており、なんだか怪しげなモクモクです。

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翌日はインフルエンザ予防接種の予約を入れており、そのあと手賀沼バードフェスティバルに行こうとしていたので、午前3時過ぎに撤収、午前5時に自宅に着きました。土曜日は元気に動きましたが、残る連休は歳のせいか?疲れが残ってゴロゴロしてました。ダメですねー。