(2021年12月追記)
この記事中、タカハシ90S、K-ASTEC製90S用2軸モータードライブMTS-3仕様でASIAIRが繋がったと書いていますが、現在ASIAIR proではオートガイドのキャリブレーションが行え無いことがわかりました。ただし過去のキャリブレーションデータが残っているとそれを元にオートガイドします。またこの状態でもそれ以外のプレートソルビングなどは機能して自動導入までできます。
さらに、オートガイドカメラとMTSをオートガイドケーブルで直接繋ぎ、望遠鏡は「OnCameraST-4」を選択すればキャリブレーションが問題なくできることがわかりました。その後、「LX200classic」に戻せば問題なく使用できます。
こちらの
を参照してください。
(ここまで)
台風襲撃が続いた9月でしたが、10月になってようやく秋晴れになりました。
土曜日以降はまた天気が崩れるというので、金曜日に天体望遠鏡を出すことにしました。
横浜で秋の星雲を撮影しました。
中望遠レンズでぽっかり浮かんだ星雲をご覧ください。
撮影地:横浜市戸塚区
カメラ:ニコンD810A、レンズ:シグマart135mm/1.8、フィルター:オプトロンNK-FF L-pro
赤道儀:タカハシ90S、K-ASTEC製90S用2軸モータードライブMTS-3仕様
オートガイド:ASI224MC、ミニボーグ50
M31 アンドロメダ銀河
M33 さんかく座の銀河(右下に見えるのはゴミの消し損ないです;)
NGC 1499 カリフォルニア星雲
K-ASTEC製90S用2軸モータードライブMTS-3仕様を取り付けることで、赤緯部分微動ながら2軸オートガイドが可能になりました。
今日はそのシステムを使用する練習です。
MeadLX200に見せかけることで、ASIAIRに問題なく繋がり、WiFiでiPadproから、撮影カメラ、オートガイド、プレートソルビング(画像処理により正確にアライメントできる)が可能です。
オートガイドもさすが90Sの性能が良いのか、何度か数値調整して、追尾精度±2秒程度で使えるようになりました。
撮影画像。M33です。撮って出しの画像は横浜の街灯りで白いです。
その時のカメラにつけた「StarsPhoto」の画像。M33が中心下に見えています。135mmだとスマホセンサーの精度では苦しいですがギリギリ。
iPadのアプリでコントロールしているので比較用ですが、ここまでの装置がなくても撮れると言うことです。
RAWで5枚撮った写真をスタックしています。周辺減光が取りきれず苦労しますし、天頂付近の天体を狙って光害の影響を少なくしていますが、それでも横浜でこんなに小さな星が撮れるということをお伝えします。
しかしシグマart135mm/1.8は絞り開放で撮ったのですが、周辺まで星が点像です。素晴らしいですね。
本当は車でもっと遠くまで行きたかったのですが、土曜日朝から眼科医へ行って緑内障の検査をする予定が入っており断念しました。左目の緑内障がじわじわ進行しており、双眼鏡の視野に影響が出なければいいのですが、まあそれより前に寿命が来るでしょう。むしろ効き目の右目は全く問題なく維持しており、惑星観測の眼視に問題がないことの方が嬉しいです。