富士山と星を撮りに行ってきました。どこにいくか迷ったのですが、初めて行く所が良いと思い、足柄峠にある小山町「誓いの丘」公園に行ってみました。
ここに行くまでに足柄峠の山道を行かなくてはなりません。途中、すれ違いも困難な箇所があるのですが、結構ブレーキ痕があって、飛ばし屋が来ているようで慎重に進みました。
「誓いの丘」とはまたロマンチックな名前ですが、女性も多く訪れており、地元としては新しい観光スポットにしたいのでしょう。駐車場は砂利敷きですがまあまあのスペースがあるので天体望遠鏡も出せます。
この鐘を鳴らす人が多くきていましたが日が暮れると少なくなりました。
鍵まで付いています。アベック向けです。
日が暮れると、今度は車が結構多く走り抜け、それも少なくなると今度はここでインスタ映え?を狙う若者が車のヘッドライトをつけて動画を撮るのがいましたが、まあ静かな所です。本格的な星を撮影するところではありませんが、今時のデジカメで短時間露光なら問題なく撮影できます。
この日は富士山もきれいに見えていました。
Nikon Z6+NIKKOR Z14-30mm/4(14mm)
ISO1600、15秒、F4.5 17秒間隔x250
星軌跡
星固定
冬の天の川が立ってきました。
Nikon Z6+NIKKOR Z14-30mm/4(14mm)
ISO1600、15秒、F4.5 x50
星固定
すばると分子雲を撮りたくて2時間近く露出しました。レンズはSIGMAの135mm、なかなか出番がありませんがシャープなレンズです。
赤道儀に載せてASIAIRpro経由でオートガイドをさせたかったのですが、なぜか反応しません。
で動作していたのですが、キャリブレーションで駆動量が足りないと表示されエラーになります。結局解決できず、自動ガイドで撮りました。一応ガイド鏡でモニターしていましたが、3分間の露光中では2秒程度で収まっており、90Sのウオームギア精度の優秀さと筆者の極軸合わせの正確さ;)に助けられました。そもそも135mmならオートガイダーは不要かもしれませんが。
(追記:その後もキャリブレーションエラーが解消できません。ASIAIRの機能である過去の他機種でのキャリブレーションデータを残しておくとそれを使ってオートガイドしますし、それ以外は問題なく使えます。
追記2:キャリブレーションにはオートガイドケーブルを使って「ONCameraST-4」にすればできることがわかりました。次の記事に書いておきました。
高橋90S赤道儀+K-ASTEC製90S用2軸モータードライブMTS-3仕様とASIAIRpro(レオナード彗星2021.12.5) )
NikonD810A+SIGMA135mm/1.8Art
ISO1600、180秒、f2.5 x25
高橋90S+K-ASTEC製90S用2軸モータードライブMTS-3仕様
DSS(DeepSkyStacker)でフラット補正、スタック、Photoshopでトーンカーブ、ハイパスなど
明るすぎたので暗めにしました。
画像処理でまた苦労しました。フラット補正も一見うまく行っているのですが強調処理すると周辺減光は大きく、またハイパスフィルターで分子雲を強調したいのですが周辺が明るくなってしまって使えません。
これからこの周囲をモザイク撮影(天文で言うところの。パノラマ写真のこと)していきたいのですが、安定した画像処理ができないとつながりません。この分野の先駆者はどうやっているんだろうか、調べてみましょう。
最後にタイムラプス動画を作ってみました。
NikonZfcなど最近のNikonのミラーレスカメラはタイムラプス撮影で自動的にカメラ内で動画生成してくれます。これは大変便利です。Nikon Z6にはその機能がないのでこれだけでもファームアップで入らないかな。
おまけ