naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

デジカメと星(1999)

デジカメと星-1

天文ガイド8月号にデジタルカメラで星を撮るという記事があった。(Tもと君情報ありがと)前からデジカメで星が撮れるのかもくろんでいた僕としても興味があるところであったが基本的にはまあ想像通りだった。結論から言ってデジカメで撮れそうなのは月と惑星だ。

デジカメは、未だに方向性を探っている段階でこれから先どうなるのか、どうなるべきなのかわからない。撮影画像の利用方法と、画素数、レンズ性能、CCDの大きさ、値段などなど、どこに最適解があるのか模索することになるだろう。この件については前から興味のあるところであるが、おいおい考えをまとめていくことにして、とりあえず、天体写真で考えて見る。

一言で言って、僕が欲しいデジカメはレンズ交換のできるデジカメだ。これが一眼レフデジカメのことかと言うと必ずしもそうではない。なぜならデジカメは液晶によるファインダがついているので、レンズをとおした画像は確認できるからである。
なぜレンズ交換式かと言うと天体撮影用のためだ。天体撮影にもいろいろあるが特に天体望遠鏡にカメラを付けて撮るにはレンズが外れた方が良い。レンズ付きのカメラの場合、コリメート撮影法になるが望遠鏡の口径比とカメラの口径比を考えないとケラレが生じることがあり、撮影解像度もカメラレンズの影響を大きく受ける。単純に言えば撮影光学系は単純な程良い。それに天体望遠鏡の中心解像度はカメラレンズの比でない程良い。平坦性は劣るが。
こう考えると惑星は中心解像度重視なので天体望遠鏡に適し、星野、星雲は画面の角まで星の形が崩れては困るのでカメラレンズが適していることになる。実際星雲などを撮るには望遠鏡もカメラレンズに似た光学系の望遠鏡を使う。先にも言ったように今のデジカメは月、惑星に向いているから望遠鏡に付けたいわけだ。僕は知人からデジカメを借りて木星土星を撮ってみてかなり良い感触を得ている。やはり前から惑星写真にはデジカメは使えると見ていた。このへんはCCDの画素数にもよるのだが、以下次号;)

1999年7月10日